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党青年委員会のユーストークで多彩な意見

2022.03.10

「多様性の尊重」めざして
出席者の主な声から

公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)は、党青年委がめざす社会・未来像を示した「あなたと未来を拓くビジョン2030」(6日発表)などに若者の声を反映させようと、2月からユーストークミーティングを全4回の予定で開催してきました。このうち、LGBT(性的少数者)などを巡る「多様性の尊重」をテーマにした2回目(2月24日)と、医療や介護、教育など生きていく上で不可欠な基本的サービスを無償化する「ベーシック・サービス」をテーマにした3回目(3月2日)について、出席者の主な声を紹介します。

多様性を尊重する社会をめざし、オンラインも活用しながら若者と意見を交わす安江副委員長(中)=2月24日 参院議員会館

「多様性の尊重」をテーマにしたユーストークには、安江伸夫青年委員会副委員長(参院議員)が出席し、活発に意見を交わしました。

【LGBT】

「男性のパートナーがいるが、自身の性別は男なので、このままでは結婚できない。性別を変えるには体を変える必要があり、ハードルが高い。トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)として生きることの難しさを感じている」(戸籍上の性別が男性のトランスジェンダー女性)

【女性の活躍】

「マイノリティー(少数派)を経済的利益のために利用するという視点であってはならない。女性の活躍で言えば、非正規雇用の女性が多いことや男女の賃金格差の大きさ、女性管理職の割合の少なさなど、具体的な課題にもっと取り組む必要がある」(大学院生の女性)

【障がいの有無】

「手足に障がいがあるだけでなく、空間認知や仕事を組み立てて進めることが苦手。見えにくい障がいがあると、同僚に理解されづらい。お互いを理解し合うコミュニケーションが自然に取れる社会になってほしい」(脳性まひがある男性)

【外国人】

「外国人はなかなか賃貸物件を借りられない。こうした差別をなくす制度をつくってほしい」(外国人のパートナーと暮らす女性)

■医療、介護、教育など基本的サービス無償化を

「ベーシック・サービス」を巡るユーストークでは、矢倉委員長が出席者のさまざまな声に耳を傾けました。

【子育て支援】

「私は地方に住んでいるので、42万円の出産育児一時金で出産費用が賄えたが、友達の話を聞くと、地域によっては足りないという。出産・育児にかかる費用はベーシックサービスとして位置付けてほしい」(育児休業中の女性)

「子どもの入園、入学の時に学用品の購入でお金がかかるので、補助してもらえるとうれしい」(子育て中の女性)

【医療費の負担軽減】

「福祉や医療など、命にかかわる分野の費用は無償化してほしい。若い人は、病気やけがなど大きなトラブルに見舞われ収入が減ってしまうと、生活が危機に直面してしまうという不安を抱いている」(母親を介護中の男性)

【高齢者福祉】

「デイサービスで勤務し、利用者の機能訓練をしている。利用者は運動目的で来ているが、同世代と話ができてうれしいと言っている。一人暮らしの高齢者が多いので、希望が持てる場所をもっと増やしてほしい」(介護施設で働く男性)

【ヤングケアラー】

「障がい者福祉の仕事に携わる中で、障がいがある親を子どもがヤングケアラーとして支えている家庭を見てきた。そうした子どもは学習の機会や社会経験が乏しいケースがあるので、支援してほしい」(社会福祉士の女性)

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