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党学生局の政策提言

2023.03.06

永岡文科相(左から3人目)に提言を手渡す安江学生局長(左隣)ら=2月21日 文科省

高等教育無償化の対象拡大や大学院生、留学希望者への経済的支援の拡充、通教生の就活支援など切実な声届ける

Q 公明党が学生の声を政府に届けたそうだが、どのような内容なのか。

A 公明党学生局(安江伸夫局長=参院議員)は2月21日、永岡桂子文部科学相に対して重点政策提言を手渡した。提言は、「誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて」と題し、学生らから寄せられた声などを基に構成されている。

提言の柱の一つは、経済的負担の軽減だ。給付型奨学金や授業料免除による高等教育無償化の対象を、中間所得層の多子世帯や理工農系の学生まで拡大するよう要望。また、修士・博士課程をめざす学生が研究に専念できる支援や若手研究者に対する任期なしのポスト拡充、海外留学を希望する学生への給付型奨学金制度の充実などを求めている。

Q 学生を取り巻く環境は多様化しているため、きめ細かい支援が必要だ。

A この点は提言でも重視しており、これまでにない視点の要望も盛り込まれている。例えば、高校卒業後に通信制大学に進学した学生が、就職活動の際に通っている大学のキャリアセンターを使用できない事例や、就職面接時に通学生とは異なり学生生活でアピールできる点が少なく苦労している現状などを指摘。通教生に対する就職活動支援の実態把握や改善を訴えた。このほか、視覚などに障がいがある学生への資格試験の配慮、教員の働き方改革による授業の質向上なども政府に促している。

Q 提言をまとめるに当たり、公明党は学生の声をどのように集めてきたのか。

A 党学生局は、学生と公明議員との懇談会「Qカレ=Question meeting of college students」を2017年から開催している。Qカレでは、大学生らが抱える悩みや疑問に公明議員が直接答えるとともに、学生の切実な声を基に政策をまとめ、政府に届けてきた。今回の提言も、Qカレで寄せられた学生の生の声が中心になっている。

こうした取り組みにより、これまでも返済不要の給付型奨学金の創設や奨学金返還支援の充実、コロナ禍で困窮した学生への10万円給付、ネット上の誹謗中傷対策の強化など多くの政策を実現してきた。公明党は、さらに学生支援に全力を尽くしていく。

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