KOMEI YOUTH | 公明党青年委員会

ニュース

TOP > ニュース一覧 > 議会を身近に感じて

ニュース

議会を身近に感じて

2024.11.26

「固いイメージなくなった」
若者と町議の交流会
神奈川・寒川町

議会や政治を身近に感じて――。子どもたちが政治や社会問題を自分事として捉え、自ら主体的に行動できるよう、「主権者教育」に力を注ぐ神奈川県寒川町議会はこのほど、町総合体育館で小学生から24歳までを中心とする若者と町議の交流会を開催した。“固い”イメージを抱かれがちな議員は、若者との距離を縮めようとスーツを脱いで私服で出席。参加者と活発に意見交換した。
交流会には町内外から31人が参加。若い世代の声を聞こうと臨んだ町議17人を含め、4~5人のグループに分かれた。この中で、政策決定までの過程を知るレクリエーションや、寒川町に“あったらいいな”と思う政策を考えるディスカッションが企画された。レクリエーションでは、「1年後、あなたのまちでスポーツの世界大会が開かれたら」といったお題に対して、「スポーツ教育を進めたい」「観光客向けに駅前を開発したい」など、参加者全員が議員目線で力を入れたい政策を考えた。中学1年生のAさんは「難しかったけど、議員さんの仕事を知ることができて良かった」と話した。

24歳の社会人男性は交流会終了後、ディスカッションなどを通して「議会や議員への固いイメージがなくなった」と振り返り、「政治が日常と密接に関係していると分かって面白かった」と語った。

企画の発案や進行役を務めたNPO法人「DAKKO」の高橋一之事務局長は、「交流会を幅広い世代に向けて開催することで、より一層、議会や政治への関心が高まる」と力を込めた。

■議会基本条例で主権者教育を明文化

交流会の開催に先立ち、寒川町議会は今年6月、主権者教育を推進する内容が盛り込まれた議会基本条例を、全会一致で可決した。公明党の太田真奈美町議が、各会派で構成される議会改革推進委員会の副委員長として、同条例の制定を主導してきた。条例は同月24日から施行された。

条文には「議会は、将来のまちづくりの担い手である児童生徒に対して、主権者教育を推進する」と明文化。交流会は、条例に基づき主権者教育を後押しする事業として開催した。

このほか、今年8月には町内在住の小学生の親子を対象に、議場や議長室などを見学してもらう事業「議会探検ツアー」も実施。町議会広報広聴委員長を務める公明党の黒沢善行町議は、交流会などの主権者教育推進事業の開催をリードしていた。

関連するニュース