ボイス・アクション運動 党挙げて展開
街頭や特設サイトで回答
アンケート実施期間4月1日~5月8日
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は22日午前、衆院第2議員会館で記者会見し、党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)を中心とするアンケート運動「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)2022」を4月1日から全国で実施すると発表した。期間は5月8日まで。山口代表は党を挙げてVAに取り組むと訴え、「その後の政策実現も推進したい」と強調。アンケート結果を踏まえて岸田文雄首相に提言も行う方針を示した。
今回のボイス・アクションは、青年委が若者との意見交換を重ねて作った未来像「ビジョン2030」の5項目から“イイネ”と思うものを街頭アンケートや特設サイト(4月オープン予定)を通じて選択してもらう。5項目には、①命と暮らしの安心保障を全ての人に②個人の幸福が感じられる経済成長や働き方に③“ありのまま”が輝く多様な社会に④“地球の未来”を守る日本に⑤“あなた”の声が届く政治や行政に――を掲げた。
山口代表はボイス・アクションについて「若い世代が声を上げれば、その声が政治に届き、社会が変わっていく実感を持ってもらうことが大事だ」と指摘し、若者世代の政治意識の向上や政治参画の促進に重要な取り組みだと力説した。また会員制交流サイト(SNS)なども活用し多くの人から回答を得ることで「若い人たちの関心の傾向や政策の優先度を測る目的もある」と訴えた。
さらに過去に3回行ったボイス・アクションについて言及し、政府への提言を通じて奨学金の返還支援充実や携帯電話料金の引き下げなど多くの政策を実現したと強調。今回も「岸田首相に結果を報告し、(政策実現へ)協力をもらいたい」と述べた。
会見に同席した矢倉青年委員長は、ボイス・アクションの結果で得られた短期的な政策については政府の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)や2023年度予算に反映させたいと強調。中長期的な課題は「『青年政策2022』という形での提言も考えている」と語った。