キャリア支援など活発議論
谷氏ら、国会議員らと参加者
アンケート使い双方向で
東京・党豊島総支部青年フォーラム開催
アワボは、若い世代が声を気軽に届けることができる場を設けるために今年1月からスタート。インターネット上でアンケートを実施しており、①仕事②お金③まちづくり④福祉⑤人権⑥子育て・教育――など8分野から関心が高い項目を一つ選び、自由に意見を記入できる構成にしている。
フォーラムには、谷氏や公明党の吉田宣弘衆院議員とともに、区内の若者代表として井藤健太さん、阿部薫子さんがパネリストとして登壇。アワボに寄せられた意見を紹介しながらトークセッションした。その中で、「所得が増えてほしい」との声に対して吉田氏は、年収「103万円の壁」の見直しで課税最低限を160万円に引き上げた結果、ほぼ全ての納税者が1人当たり年間2万~4万円程度の減税を受けるようになると説明。公明党が与野党の合意形成に尽力したと強調するとともに、「自民、公明、国民民主の3党が交わした合意を基に178万円まで引き上げ、手取りがより増えるよう頑張る」と力を込めた。
このほか、キャリアアップや所得向上に関わるリカレント教育(社会人の学び直し)、働き方などの面で求める支援に関して参加者がネット上で回答する企画を実施。資産運用や税金、語学、デザイン、プログラミングなどの分野に関心が寄せられ、「仕事と育児の両立をもっとしやすくしてほしい」「週休3日制希望」「副業の解禁を」といった“生の声”がリアルタイムでスクリーンに映し出された。パネリストは参加者の回答を紹介しながら活発に意見を交わした。
谷氏は「皆さんと一緒により良い東京をつくるため、寄せられた声を政策に反映できるよう取り組みたい」と力説していた。
参加した会社員の宮田桃子さん(34)は、「自分の意見を政治家に届けたのは初めて。参加型のイベントでとても良かった」と感心。自営業の山田虹輝さん(27)は「匿名性を生かし自由に声を届けられて画期的だった。友人にアワボを広めていきたい」と語っていた。