共に政策を考え 政治動かす
杉久武 青年委員長にインタビュー
――就任の抱負を。
杉久武青年委員長 結党60年を迎え、強靱な党を再構築していく重要な時に青年委員長の大任を拝しました。
青年委員会の使命は、若者の声を政治のど真ん中に届け、希望あふれる日本の未来を切り開くことです。若者が将来への漠然とした不安を抱えている今こそ、党青年委の議員が徹して寄り添い、若者の声を政治に反映させていきたいと決意しています。
社会で活躍できる環境づくりを推進
――青年政策を巡る課題は。
杉 少子高齢化・人口減少が急速に進む中で、現役世代の負担感が強まっています。未来を担う若者世代が将来に希望を持ち、安心して活躍できる環境づくりが極めて重要です。そのためには当事者である若者の声を、これまで以上に聴く取り組みが必要です。青年党員や各都道府県本部青年局の議員と一緒に、政策を練り上げる仕組みを整えたいと考えています。
――具体的には。
杉 直近では、青年議員が若者の声を聴くだけでなく、政策立案のために議論を深掘りする「ユースディスカッション」を実施しました。そこでの意見を踏まえ、今年8月には、若者が安心して将来を選択できる社会の構築に向け、可処分所得を向上させる取り組みや、結婚・子育ての準備に関するライフデザインを相談・学習・支援する体制の充実など具体策を政府に提言しました。
これまでも青年委は、政策アンケート運動「ボイス・アクション」(VA)や議員と若者の懇談会「ユーストークミーティング」を通じて、出産育児一時金の拡充や携帯電話料金の引き下げといった若者世代のニーズをカタチにしています。
これからも若者と共に政策を考え、政治を動かしていきます。
結党60年、立党精神を貫き、あらゆる闘いの原動力に
――来夏は都議選や参院選も控えています。
杉 若者政策の実現だけでなく、政治決戦をはじめ全ての闘いの“原動力”になっていくことも青年委の大事な使命です。結党60年の節目に当たり、あらためて「大衆とともに」との立党精神を胸に刻み、青年議員が先頭に立って闘ってまいります。
すぎ・ひさたけ
1976年1月4日、大阪市生まれ。創価大学経営学部在学中に公認会計士試験に合格。卒業後、大手監査法人に入所。2006年には米国に赴任し、世界4大会計事務所の一つで活躍。08年のリーマン・ショック時にも現地で世界各国の企業を支えた。13年の参院選で初当選し、現在2期目。元財務大臣政務官。党税制調査会事務局長。税理士。48歳。