党青年委員会新任の決意
公明党青年委員会(委員長=杉久武参院議員)はこのほど、新体制となり、青年局長に河西宏一衆院議員、学生局長に高橋光男参院議員がそれぞれ就任。また、党青年委の副委員長に、先の衆院選で初当選した山口良治氏が任命されました。河西、高橋両氏のコメントと山口氏の決意を紹介します。
新時代の即応へ知恵絞りたい
河西宏一青年局長
激動の時代を乗り越え、勝ち越えていくためには、変化を恐れないことが必要です。そのカギを握るのは青年世代です。党の新たな発展を切り拓くのは青年局の使命と責任だと痛感しています。基本を疎かにせず、新しい発想で、新しい時代に即応できる「青年の知恵」を発揮するべく、全力を尽くします。
政策実現には、現場の声から知恵を絞り、財源が必要であれば予算案に反映させ、法案も含めて成立させる必要があります。さらに課題があればアップデートを続ける、粘り強い取り組みが不可欠です。これまで公明党は、若者の“生の声”から、奨学金返還支援制度や給付型奨学金、最低賃金の引き上げなど、数々の政策を実現してきました。
一方、情報の伝わり方は劇的に変化しています。良い政策や実績があっても、公明党の姿勢や議員自身の人間性に共感し、一緒になって宣伝してくれる味方を幅広い層へ広げなければ、若年層への浸透がおぼつかない時代となりました。その意味で、党の情報発信のインフラを目に見えて変化させていかなければなりません。党青年局から積極的に提案し、実現したいと思います。
その上で、公明党の議員自身に熱がなければ、何も伝わりません。地域の現場に加え、SNSなどで国民と直接つながり、声を聴き、語り掛けるべく行動していきます。また、若手有識者とも意見を交わし、公明党がめざす日本の未来像や政策を描き出し、提案したいと思います。
ゼロから政策を作り上げる
高橋光男学生局長
若者の熱意と創意こそ未来を拓く原動力です。党学生局長として、不断に学生をはじめ若者の声に寄り添い、政策実現に全力を尽くします。その営みの中で、政治への信頼を取り戻し、若者の政治参加を一層促進してまいります。
党学生局はこれまで、学生との懇談会「Qカレ」を開催してきました。オンラインを活用して、国会議員が高校生を含む学生らと直接対話し、政府への提言や国会質疑を通じて、寄せられた声の実現に力を注いでいます。Qカレなどを通じ、返済不要の給付型奨学金の創設、奨学金返還支援の充実、コロナ禍における学生生活や留学への支援など成果を上げてきました。
しかし、こうした私たちの活動が、若い世代に伝わり切っていないのが実情です。若者に公明党をアピールするため、今後、SNSの活用がますますカギとなります。党学生局のインスタグラムや党のTikTokなどの発信と、党青年委員会所属議員のSNSの発信を連動させ、「公明党が実現してきた政策や、これから何をめざしていくのか」を分かりやすく率直に訴えていきます。
「学生らと共にゼロから政策を作り上げる」という信念の下、引き続き、学生主体の政治の実現をめざします。具体的には、Qカレを継続して実施し、その声を政策実現に生かしていきます。
また、大学祭への参加や、若者・学生団体とも積極的に交流を重ね、さまざまな意見や要望を聴いていきます。
衆院選初当選の山口良治氏は副委員長に
党青年委員会の副委員長として、先の衆院選で激戦を突破し、比例区(北関東ブロック)で初当選を果たした山口良治氏が就任しました。
山口氏は、2児の父として育児に奮闘する子育て世代。子育てや教育支援策の充実など、若者に光が当たる政治をめざして走り回っています。当選後の10月31日にはいち早く、宇都宮市内で20代、30代の青年と活発に意見を交換し、子育てや物価高の課題に耳を傾けました。
山口氏は「今後、オンラインなども含めて、10代から30代をはじめ、同世代の方と積極的に懇談し、声を聴いていきます。そして、若者と一緒に政策を作るため、全力で取り組みます」と決意していました。