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特別対談・若者と政治リアルを知って

2023.06.27

若い世代の投票率が低いとされる理由に、若者と政治との“距離”の遠さがあります。それを縮めようと企画したのが、今回の特別対談です。若者団体の一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN」の能條桃子代表理事と、公明党青年委員会の広報企画ワーキングチーム(WT)座長の河西宏一衆院議員に、若者の政治参加などについて、ざっくばらんに語り合ってもらいました。対談の要旨を紹介します。

「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事 能條桃子氏×党青年委員会広報企画WT座長 河西宏一衆院議員

■若い世代の格差拡大を懸念(能條)
■“一人”のニーズ キャッチへ(河西)

河西宏一衆院議員 議員活動を始めて1年7カ月がたちました。国会議員としてはまだまだ下っ端ですが、日々、頑張ってます。今日は忌憚ない意見を聴かせてください。

能條桃子代表理事 私は、2019年に若者団体「NO YOUTH NO JAPAN」を立ち上げました。名前で参考にしたのは、あの大手音楽レコード会社のキャッチコピーです(笑)。意味は「若者なくして次の日本なし」です。

河西 なるほど。素晴らしいネーミングですね。どんな思いで活動してきたんですか。

能條 18歳選挙権が初めて導入された16年の国政選挙で、私も初めて投票に行きました。そこから若者政策に目が行くようになりました。その後、デンマークに留学し、若者の政治参加や教育、社会制度を学んだことが原点ですね。

河西 日本では少子化対策や教育支援に目が行きがちですが、例えば若い単身者といった“一人”の若者に対して、スポットが当たっていないという実態がありますね。

能條 そうなんです。最近は、どこの家に生まれたかという運次第で人生が左右されることを意味する「親ガチャ」という言葉がはやりました。若者間での格差が広がりつつあります。だからこそ、若者たちが何を求めているかという“若者のリアル”を知る必要があると思うんです。

河西 そうですね。若者一人一人のニーズが異なるので、それをキャッチするところから、政治が努力しなければならないですね。

■党青年委の取り組みに好印象(能條)
■被選挙権年齢 引き下げに全力(河西)

河西 ずばり、公明党のイメージは。

能條 正直、この活動をするまであまり知らなかったです(笑)。国政でいえば自民党と連立政権を組んでいて、選挙になると支援団体の方が一生懸命、応援する……みたいな。でも、決してネガティブなイメージではないですよ。

河西 インターネット上などでは、公明党に対するいろんな誤解が少なくありません。それを払拭するための情報発信も必要だと思っています。

能條 これまでも公明党の議員とお会いする機会がありましたが、その際、「何でも聞いてください」と言っていただいたりして、私たち若者のことを真剣に考える姿勢がひしひしと伝わってきました。以前の印象と大きく変わりましたね。

河西 能條さんのように、公明党のことをもっと若い人に知っていただきたい。頑張らないと(笑)。ところで、公明党は、若者の声を政治に届けるため、さまざまな活動を行っているんです。

能條 はい。党青年委員会の政策アンケート「ボイス・アクション」(VA)の取り組みは、素晴らしいですね。あれって、「選挙前のイメージアップのためにちょっと若者の声を聴きます」っていう運動とは違うじゃないですか! そういうところが本当に良いなって思います。

河西 ありがとうございます。公明党のキャッチフレーズ「小さな声を聴く力」は、若い世代をはじめ多くの方から共感を得てきました。これからも、ネットやSNS(交流サイト)を活用し、いろんな声を聴いて、具体的な政策に反映させていこうと決意しています。

能條 特に若い世代はSNSの普及で、“顔が見えるオープンな関係性”が普通になりつつあります。なので、政治家の人だけでなく、支援者の人たちの顔も見えて、その人たちが、VAなどを通じて自分たちが何を重視し、何を考えているかを表現できれば、若者がより共感しやすくなるだろうなと思います。

河西 もっと若い人たちが政治の舞台のど真ん中に来られるようにしないと。そのためには、被選挙権年齢の引き下げは大切ですね。

能條 若者の低投票率が続いていますが、もし同世代の候補者のポスターがあったら投票に行こうという意欲が生まれ、変わる部分があるのかなと思います。デンマークでは、22歳の女の子が議員になっていたり……。

河西 すごい! では、被選挙権年齢はどこまで引き下げたら良いでしょうか。

能條 一律18歳まで下がったらいいなと思いますけど。やっぱり地方議会は担い手不足の問題もあるので、そこから引き下げるとか、段階的に実施することも大切ではないでしょうか。

河西 公明党は、被選挙権年齢の引き下げを訴えています。引き続き頑張ります!

のうじょう・ももこ

若い世代の政治参加を促進する一般社団法人「NO YOUTH NO JAPAN」を設立。インスタグラムで選挙や政治、社会の発信活動(フォロワー約10万人)をはじめ、アドボカシー(政策提言)活動、自治体・企業・シンクタンクとの協働など展開。TIME誌の次世代の100人 #TIME100NEXT 2022選出。

対談の様子や終了後の感想などの視聴はこちらから

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