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「青年政策2020」に込める思い

2020 . 04 . 21

 

謙虚に耳を傾けてこそ

 

新型コロナウイルスの感染が世界中に広がるなか、

皆さまには、あらゆる場面でご苦労を

おかけするとともにご理解とご協力を頂き、

また叱咤激励を賜っておりますこと、

心より御礼を申し上げます。

 

そして、感染による肺炎などでお亡くなりに

なられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、

現在治療を受けている方々の

早期回復を心から祈っております。

 

また、新型コロナに感染した方々を支えている、

医療をはじめ全ての関係者の方々に

感謝と敬意を表する次第です。

 

昨年来、公明党青年委員会は、

少人数の青年と膝詰めで語り合う

「ユーストークミーティング」

を全国規模で開催。

 

青年委員会所属国会議員13名を軸に、

10代から40代前半までの声を

幅広くお聞きしてきました。

 

新型コロナの影響により、

一時中断を余儀なくされましたが、

今こそ勝負の時

SNSや電話を使って、

生活現場、医療現場から声をお聴きし、

政策への反映を急いできました。

 

例えば、

収入が減少した企業支援について

フリーランスを含む個人事業主まで対象を拡大。

また、

学校休校で休業を余儀なくされた保護者への

補償の創設の流れ

を後押ししたほか、

渡航禁止で

帰国が難しくなった日本人留学生支える

奨学金の支給を継続させました。

20200419_2三浦青年局長 = 3月25日  参院予算委員会

 

さらに、最前線で治療に当たる青年医師の方から

「この感染症の恐ろしさは、

急速に重症化するケースがあることだ」

とのご指摘を受け、

重症化の兆しが分かるとされる

「パルスオキシメーター」の活用

(血中の酸素飽和濃度を測定する機器)

を政府へ要請。

その翌日4月7日には、厚生労働省が、

同メーターで健康状態を把握する重要性を

周知しました。

 

さらに、東京では

都議会公明党の訴えにより、

軽症・無症状者が療養するホテルなどに

同メーターを配備することを決定し、

必要経費を都の補正予算案に盛り込むなど、

救命率の向上を図るための手を

迅速に打つことができました。

⇨ ★【記事】軽症者らのホテル療養 「パルスオキシメーター」配備 東京都が決定(4/16付 公明新聞)★ 

 

こうした政策は、

皆さまからの声なくして、

成り立つものではありません。

やはり、改めて痛感することは、政治家は

“国民の声に謙虚に耳を傾けることではじめて、

しっかりと仕事をさせて頂ける立場にある”

ということです。

 

オンラインで青年の声を聴く

 

新型コロナとの闘いは、

いまだ収束が見いだせない状態です。

4月16日夜、日本政府は感染拡大を防ぐため、

緊急事態宣言の対象を全国に広げました。

 

これに併せて、

全国すべての人に対して

1人当たり10万円を給付する家計支援

を盛り込んだ政府の新たな緊急経済対策

をとりまとめる方針が決まりました。

この現金給付をめぐる話は、

後ほど触れることにします。

 

さて、緊急事態宣言の全国拡大により、

今後、より多くの方々の生活に

影響を及ぼすことは必至です。

 

そこで公明党青年委員会として、

現場の生の声を直接お伺いするため、

オンラインの会議システムやSNSなどを活用し、

モニター越しにではありますが、

顔を突き合わせてのユーストークミーティング

を開催。

 

すでに、北海道、首都圏、大阪、福岡、

そして沖縄と、各地にお住いの青年世代の方々と

語り合うことができました。

20200419_2矢倉青年委員長 = 4月18日 参院議員会館

 

売り上げが大幅に減った

宿泊業や飲食店を経営される方の声。

感染リスクを避けながら働く保育士の方の声。

バイトができず学費の支払いに不安を覚える

学生の声など。

語れば語るほど、

青年の窮状の声は尽きません。

 

今後も、オンラインでのユーストークを順次重ね、

皆さまの声を政治に届けていきたい

と決意しています。

 

なぜ、「青年政策2020」が

必要なのか

 

昨年来の

ユーストークは、一つのゴール

をめざしています。それは、

5月にもとりまとめる「青年政策2020」

です。

青年委員会所属の議員が力を合わせて、

皆さまから頂いた声を政策として練り上げ、

政府に提出したいと考えています。

また、党内でも青年政策を共有し、

例年6月に策定される、

国の経済財政の基本方針である

「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」

などに反映させる流れをつくっていきたい。

★「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2019」(内閣府ホームページ)★はこちら

 

いわば、青年の声が、毎年、

国の政策や予算の中に含まれていく。

青年の声が届く政治を具体化したい

と決意しています。

 

では、なぜ「青年政策」は必要なのでしょうか。

「政治を軽視しがちな青年の声を拾い上げるため」

――多くの方々は、そう答えるかもしれません。

正しいご指摘かと思います。

しかし、青年は、単に

「社会で不利な地位におかれた、守るべき存在」

ということでいいのでしょうか。

私は、

青年が持つ視点の“底知れぬ可能性”と、

未来に向かって全世代の幸せをつくろうとする

“連帯感”を見落としてはいけない

と思っています。

実際、多くの若い人と話すとき、

常にハッとすることは、

彼らの持つ正義感――

「良い社会をつくりたい」「人の役に立ちたい」

という純真な思いです。

「自分以外の他人を含む、社会を良くしたい」

「そもそも、自分だけが幸せになる社会など

あり得ない」といった意見が大変多いのです。

 

以前、私が参加した10人くらいの会合で、

多くの方から、

障がいのある方々に対する配慮を求める声

を頂きました。

皆、健常者の方々ばかりです。

また、「自身が勤める会社の理念や活動を、

もっと貧困削減など

SDGs(持続可能な開発目標)

に向けさせるにはどうすればいいのか」

「政治は何をできるか」

と、力強く意見を述べる方もいました。

★SDGs 持続可能な開発目標(国連広報センター ホームページ)★こちら

 

災害が多発する世界において、

離島に住む人などが置き去りにされないように

求める声もありました。

その日の会合では、その後、防災という観点から、

国際連帯、世界秩序のあり方にまで話は発展

していきました。

 

私も、若き日に

「新しき世紀を創るものは、青年の熱と力である」

そして

「青年よ、心して政治を監視せよ」

との言葉に出会いました。

青年には、社会を正しい方向へ導く

「可能性」とともに「使命」がある。

ここに、公明党が青年政策をお示しする

根っこがあり、それを実現することが、

私たち青年委員会の「責任」だと感じています。

 

この責任を果たすためにも、

私たち議員がやるべきことは何か。

まさに、青年が正義感を心に抱いているがゆえに、

理想と離れた今の政治に失望し無関心となっている

という現実を直視し、乗り越えていく

ことにほかなりません。

 

それだけに、

ユーストークは、議員一人ひとりの姿勢と覚悟が

厳しく問われる“真剣勝負”の場

となります。

20200108-001090_20200420174622今年1月8日 群馬・高崎市

 

ユーストークに参加した青年の皆さまが、

青年と公明議員が

お互いの魂をぶつけ合う語らいの中で、

「この人たちに期待してみようかな」

と思って頂けるかどうか。

 

そして、

青年の声から政策を生み出し、実現していく

までの流れを「見える化」することで、

一人ひとりのご期待に

応えることができるかどうか。

 

こうした

「声が政治に届き、政治を動かし、

現実が変わっていく」サイクル

粘り強く繰り返すことで、

青年の政治への無関心を何としても打破したい。

こう決意しています。

 

「ご意見箱」を新設 

Twitterで「ボイスアクション」も

 

「青年政策2020」を練り上げていく上で、

大事にしたいポイントがあります。

一つ目は、政策の中身について、

少しでも皆さんの“肌感覚に沿った内容”

にすることです。

例えば、

新型コロナによる影響は、

テレワークやオンライン授業、

スマホのビデオ通話を使った友人との飲み会など、

今後の働き方やライフスタイルなどに

大きな変化をもたらしている

と考えられます。

 

これらの点を踏まえ、例えば、

街中での無料Wi-Fiの整備のさらなる促進や、

通信料金の大幅な引き下げ

も考えるべきテーマの一つではないでしょうか。

 

また、新型コロナが国民生活にもたらした甚大な

影響を考えた時、公明党が

消費税10%引き上げ時の議論より訴えてきた、

議員歳費の削減も大切なテーマです。

ちなみに、この歳費については

2割削減の方向で、

すでに与野党で合意していますが、

一部の野党幹部から「筋が違う」と

(4月15日、穀田恵二・日本共産党国対委員長)

異論を唱える声もあるようです。

理解に苦しみます。

 

二つ目として、「青年政策2020」の提言自体、

皆さんと“一体感があるもの”でなければならない

という点です。

「自分の声が政治に届いた!政治が動いた!」

という実感を一人でも多くの方に

持って頂きたいのです。

 

これらの点を踏まえ、先ほど申し上げた

オンラインのユーストークミーティングに加え、

このほど、

公明党青年委員会の公式ホームページ内に

「ご意見箱」を新設しました。

1

⇨ ★「ご意見箱」(公明党青年委員会twitter)★ はこちら

 

また、これまで対面で行ってきた

政策アンケート「ボイスアクション」を、

公式Twitterアカウントのアンケート機能

を使って実施することにしました。

 

実施期間は、外出への自粛要請が続く

ゴールデンウイーク期間中を予定しています。

詳しくは、党青年委員会公式Twitterなどで

改めて告知させて頂きたいと思います。

ぜひ、皆さまには

遠慮なくご意見を寄せて頂き、また、

ボイスアクションにも振るってご参加頂きたい

――心より、お願い申し上げます。

 

現金給付をめぐって

 

ここで現金給付の話について触れておきます。

発端は、4月初旬のこと。

政府の緊急経済対策の柱として示された、

住民税非課税や収入半減の世帯を対象とした

30万円の現金給付でした。

 

現金給付の詳細がニュース報道されるや、

多くの方からご意見を頂きました。

ほとんどは叱責の声でした。

 

そして、ご意見の大半は、

“自分は現金がもらえない怒り”

といった類ではなく、

“なぜ、政治家は庶民感覚がわからないのか”

という義憤と言っていいものでした。

 

最前線で頑張る医療従事者に恩恵がおよばない、

それでいいのか。

新型コロナの苦しみは収入減だけではないのに、

なぜ安易に線引きするのか。

これから収入が減るかもしれない不安に

向き合っているのか。

貯蓄にまわり消費に向かないから

駄目だというが、理解できない。など。

実に、たくさんのご意見を頂きました。

 

4月6日の早朝から、公明党内では、

政府の緊急経済対策の内容、

特に現金給付を巡って、

何時間にもわたり相当激しい議論

が交わされました。

 

そのとき、多くの青年議員が

「収入減がなくても支出増の方が非常に多い」

「一律給付が必要だ」

などの意見を申し上げました。

 

私自身も、党の会合だけでなく、

国会審議の場でも、

「収入が減ってなくても支出は増えている

世帯は多い」として、政府側に

「支援は幅広く公平で迅速に安全な形で、

まず一律給付を」と訴えさせて頂きました。

 

最終的には、収入が大きく減った人への

現金給付を急ぐ観点から、政府・与党として、

収入減世帯への30万円給付のまま、

緊急経済対策は決定しました。

 

その一方で、

新型コロナの感染拡大はとどまらず、

政府は4月7日、爆発的な感染拡大を防ぐため、

東京など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令。

 

これを受け、7都府県では、

不要不急の外出自粛だけでなく、飲食店など

広範囲にわたって休業要請が出される事態に。

より多くの人々が日々の生活に

影響を受ける状況へと変わっていったのです。

 

こうした状況の変化も踏まえて、

4月9日、山口代表が経済対策について

「次の一手」を打つべきだと表明。

15日には、山口代表が直接、安倍総理に

「所得制限なし」で一人一人に10万円を

給付すべきだと直談判したのです。

20200415_与党党首会談後のぶら下がり取材自公党首会談後、記者団の質問に答える山口代表 = 15日 首相官邸

 

この現金給付は、

自民党も言及されていましたが、あくまで

所得制限を設けたうえでの給付でした。

山口代表は、

これより一歩踏み込み「所得制限なしで」

という発言でした。

 

この要請について、山口代表はご自身のTwitterで

「国民の窮状を敏感に受け止め、励ましの思いを

伝えるべく、政治が応えなければなりません」

とその思いを語っていました。

この思いは、青年の声が政治に届くことを

実感して頂けたのではないかと思っています。

20200419_2

そして、翌16日夕刻。

公明党の要請を受けた安倍総理は、

緊急事態宣言を全国に拡大したことを踏まえ、

家計支援として、

所得制限を設けず、「全国すべての人に一人当たり

10万円を給付すること」を決断。

これに伴い、新たな補正予算案を編成することに

なったのです。

さらに、「スピードを重視し、

感染リスクを避ける観点から、

給付手続きは、郵送やオンラインによること

としたい」と表明しました。

 

補正予算案を早期に成立させ、一日でも早く、

皆さまのお手元に現金給付や、

苦境にある事業者への支援など、

緊急経済対策の効果を

日本中に届けなければなりません。

公明党青年委員会として全力を尽くしてまいります。

⇨ ★【記事】所得制限なしの一律10万円給付(4/17付 公明新聞)★

 

21世紀を

「平和の世紀」「青年の世紀」に

 

振り返れば、「戦争の世紀」と言われた

20世紀にあって、最も大きな政治の罪は、

未来ある若者を捨て石にしたことでした。

そして、この21世紀を「平和の世紀」として

いくことが、世界中の人々の切なる願いです。

 

それは、青年の思い、青年の声、青年の連帯が

社会をより良い方向へ導いていく

「青年の世紀」を築き上げていくことが、

何より大切だと確信しています。

 

その意味で、

ユーストークミーティング

ボイスアクション

それに続く

「青年政策2020」の政府への提言

――といった運動は、まさに

日本から「青年の世紀」を築く

“政治改革”の戦い

でもあります。

 

公明党青年委員会は、

その戦いの最前線に立ってまいります。