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公明実現の高等教育無償化 未来開く「希望の光」/経済苦に負けず志望校へ/「世界の平和に貢献を」と誓う/4月に大学入学 岩澤雄斗さん

2021 . 05 . 05
公明党のリードで、2020年度から住民税非課税世帯とそれに準じる世帯の学生を対象に始まった大学など高等教育無償化(修学支援新制度)――。住民税非課税世帯の進学率を7~11%押し上げたと文部科学省が推計するなど、経済的事情による進学の断念を防いでおり、若者の未来を開く大きな後押しとなっている。今年4月、横浜市在住の岩澤雄斗さんも、無償化に背中を押され、念願だった大学進学をかなえた一人だ。

「人のことをより深く知ることができる心理学を学び、世界の平和に貢献したい!」。東京都内の私立大学に進み、将来の夢を生き生きと語る雄斗さん。その様子を、うれしそうに見つめる母・朋美さんの脳裏には、経済的な苦境に直面し、雄斗さんの進学が危ぶまれた日々が浮かんだ。

雄斗さんは高校1年の夏、ある大学のオープンキャンパスに参加し、学問に伸び伸びと取り組み、躍動する学生の姿に憧れを抱き、「大学に進学したい!」と両親に語っていた。しかし、その後、父・武士さんの勤務先の倒産などで家計が急速に悪化し、雄斗さんは、授業後の週2回、アルバイトで家計を助けた。

武士さんは再就職を果たし、ひとまずは苦境を脱した。朋美さんもパートで懸命に働いた。しかし、思うように収入は回復しない。そんな中、高校3年生となった雄斗さんは「学費や生活費を考えると大学進学は厳しいのでは……。就職を検討しようか」と考えざるを得なかった。

苦しい家計をおもんぱかる雄斗さんの姿に胸が締め付けられる思いがした朋美さんだったが、母と子で一つの「希望の光」を見いだすことができたという。それは、公明党が実現した高等教育無償化だった。

「これがあれば何とかやっていける」。雄斗さんは家族と話し合った末に、受験に挑むことを決意した。

ただ、受験料の捻出も容易ではなかった。さすがに“一発勝負”では心もとないが、受験回数を増やせば費用は膨れ上がる。それでも朋美さんは「大丈夫、何とかかき集める」と言い切った。

「浪人ができるような状況ではない。“背水の陣”として腹を決めた」という雄斗さんは、極力お金をかけまいと、予備校や全国模試は利用せず、ひたすら机に向かった。

結果は、当初から志願していた大学の第1志望の学部に見事、合格。「無償化が無ければ進学は厳しかった」と振り返る雄斗さん。学生生活、そして社会に出てからも、苦しい状況に直面するかもしれない。でも、「何事も挑戦することを諦めなければ、道は必ず開ける」と心に決めている。それが受験を通して自ら学んだことだから。

高等教育無償化

住民税非課税世帯の場合、最大年約91万円(私立大学の自宅外生)の給付型奨学金と、最大年約70万円(私立大学・高等専門学校)の授業料減免が受けられる。同世帯以外では、両親のどちらかが働き、本人・中学生の家族4人のモデル世帯で、年収約270万円~約300万円未満の場合は非課税世帯の3分の2、年収約300万円~約380万円未満の場合は同3分の1の支援額となる。