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ブラックバイトに気を付けよう

2020 . 03 . 12
アルバイトを始める学生が多い時期を迎えていますが、近年、過度な負担を強いる「ブラックバイト」が問題となっています。対策や公明党の取り組みについて、「何でも調査班」が調べました。

一平 春休みや新学期を契機に、アルバイトを始める学生が多い時期だね。

京子 でも、ブラックバイトには注意しないといけないわ。

一平 聞いたことがあるけれど、具体的にはどういうことなの?

支局長 主に学生に対し、学業と両立できないほど過酷な条件で働かせるアルバイトのことだ。

京子 例えば「採用時の約束以上に働くよう強要された」「準備や片付けに対して賃金が支払われない」「1日6時間を超えて働いても休憩がない」「テストがあるのにシフト(仕事の担当時間)を抜けられない」――といった事例があるの。

支局長 公明党学生局の提案で、国が大学生らを対象に実施した実態調査(2015年)では、約6割の学生が、こうしたトラブルに遭っていることが分かった。

一平 多いね。いつトラブルに巻き込まれてもおかしくないな。どうすれば回避できるのだろう?

京子 厚生労働省はリーフレットやホームページで、アルバイトを始める前に知っておきたい七つのポイントを紹介しているわ。

支局長 まず、労働条件を書面でもらっておくことが大切だ。その中で、契約の期間、契約更新に関する決まり、仕事の内容、勤務時間や休み、アルバイト代の支払い方、辞めるときの決まりを特にしっかり確認しよう。

京子 アルバイト代は毎月、決められた日に全額が支払われることが原則よ。もちろん、都道府県ごとに定められた最低賃金を下回ることはできないわ。

一平 アルバイトでも、残業手当や有給休暇があるの?

支局長 原則、労働時間が1日8時間または週40時間を超えた場合、通常の賃金の25%以上の割増賃金が支払われる。有給休暇は、週1日以上または年間48日以上の勤務をする人で、6カ月以上継続して働き、決められた労働日数の8割以上出勤すれば取得できる。これは正社員やアルバイトといった働き方に関係なく、同じだ。

京子 1日だけなどの短期アルバイトも含めて、けがには労災保険が使えるわ。通勤途中のけがもよ。また、解雇についても、少なくとも30日前に予告する必要があり、会社都合で自由に辞めさせることはできないわ。

支局長 困ったときは、すぐに相談しよう。全国の労働局や労働基準監督署にある総合労働相談コーナーが電話や面談で対応している。休日や夜間は「労働条件相談ほっとライン」(℡0120-811-610)で相談できる。受付時間は月~金の午後5時から10時までと、土日・祝日の午前9時から午後9時まで。

20200312_9_2s京子 他にも、厚労省は労働関係の法律をゲーム感覚で学べるアプリ「労働条件(RJ)パトロール!」を配信しているわ。スマホでダウンロードしてみて。

公明 一貫して対策リード

一平 分かった。公明党はこの問題にどう取り組んでいるのかな。

支局長 党学生局は毎年、政府に政策提言を行っている。その中で、実態調査の実施や相談窓口の充実、キャンペーンの充実などを一貫して訴えてきた。その結果、取り組みが進められている。

京子 19年6月の提言では、実態の把握を継続して行うことや労働法令の啓発、セクハラ、パワハラの防止などを求めているわ。

支局長 今年6月には、パワハラ防止を企業に義務付ける改正労働施策総合推進法が施行される(中小企業は22年施行)。

一平 若者が安心して働ける環境をつくってほしい。