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最低賃金 全国平均で初の900円台/非正規の待遇改善進める/過去最大の27円アップ/中小企業への配慮も

2019 . 08 . 15
20190815_8_3一平 最低賃金が上がるそうだね。アルバイトをしている僕の友人が喜んでいた。

京子 そうよ。現在、全国平均874円が、平均で27円引き上げられ901円になるというわ。

支局長 最低賃金の全国平均が900円を突破するのは初めてです。引き上げ幅も2018年度を上回り、2年連続で過去最大となりました。

一平 最低賃金って、使用者が従業員に支払わなければならない最低限の時給のことですよね。

支局長 そうです。これを下回ると使用者に罰則が科せられます。労使の代表と有識者でつくる厚生労働省の審議会が、毎年7月をめどに見直しの目安を示します。

京子 この目安を踏まえ、各都道府県の審議会が地域経済の実態を踏まえた引き上げ額を決めたの。10月ごろから運用される見通しよ。

一平 だから、最低賃金の引き上げ額は全国一律ではないんですね。

支局長 はい。引き上げ額は、東京、大阪、愛知などが28円、京都、広島などが27円、北海道、宮城などが26円となります。

京子 最低賃金は、東京が1013円、神奈川が1011円と、初めて時給1000円を超えるわ。

一平 楽しみ。経済的な効果も教えてほしい。

支局長 最低賃金は、正社員や派遣社員、契約社員、パートタイム、アルバイトなど全ての雇用形態に適用されるので、その引き上げは、全体の個人消費の喚起につながり、経済活性化への後押しになることが期待できます。

一平 最低賃金引き上げには、課題もあるって聞いたけど。

京子 ええ。賃金の引き上げは、給料を支払う側には負担になる面もあり、経営体力が弱い傾向にある中小企業などへの配慮が必要になるの。だから政府は「きめ細かな伴走型の支援を粘り強く行っていくことをはじめ、思い切った支援策を講じる」方針を示しているわ。

一平 公明党の取り組みは?

京子 公明党は、最低賃金の引き上げを推進するとともに、中小企業・小規模事業者が賃上げしやすい環境づくりを一貫して進めているわ。

支局長 こうした取り組みを受け政府は、16年度以降、経済財政運営の基本指針である「骨太の方針」に「年率3%程度を目途として引き上げ、全国加重平均が1000円になることをめざす」と明記しています。

京子 最近でも、今年6月、党学生局(局長=佐々木さやか参院議員)が菅義偉官房長官に対し政策提言を行い、「最低賃金については着実な引き上げに努め、20年代前半には全国加重平均1000円超に引き上げるとともに、20年代半ばには47都道府県の半数以上で1000円以上へと引き上げ、地域間格差を是正する」ことを求めたわ。

一平 公明党の粘り強い取り組みが、最低賃金アップにつながっているわけだね。

京子 そうよ。最低賃金のことだけでなく、公明党は「同一労働同一賃金」の実現にも力を入れているの。

支局長 18年に成立した働き方改革関連法には、同一労働同一賃金の実現へ正社員と非正規労働者の不合理な待遇差の禁止を明記しました。大企業は20年4月、中小企業は21年4月から施行となり、非正規労働者の待遇改善が期待されます。

京子 それ以外にも、同関連法では時間外労働の上限規制が罰則付きで創設されたり、退社から次の出社まで一定の休息時間を確保する勤務間インターバル制度も初めて明記され、企業の努力義務となったの。

一平 働く若者を応援するため、さまざまな対策が進められているんだね。公明党への期待がますます高まるね。