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学業に支障を来す ブラックバイト/公明党の主張を受け、国が業界に対し法令順守を要請/党学生局長(衆院議員)/中野洋昌さん

2016 . 08 . 14

学生アルバイトに対して過重な労働を強いたり、違法な労働管理を行うなど、学業に支障を来す「ブラックバイト」が社会問題になっています。中野洋昌学生局長(衆院議員)に現状と公明党の取り組みについて聞きました。

女性 最近、ブラックバイトという言葉をよく聞きますが、具体的には何ですか。

高校生・大学生が経験した主なトラブル中野 明確な定義はありませんが、高校生・大学生が働くアルバイト先で、例えば、学校の試験期間でもアルバイトのシフトを入れられたり、お店の売り上げに一定の責任を任されたり、普通なら正社員に課すようなノルマを学生アルバイトに負わされる。結果として、時間的な負担が重く、勉強ができなくなってしまう。本来、勉学に励むべき学生であることへの配慮がない。そういう労働環境が、いわゆる「ブラックバイト」だと言われています。

ロボ アルバイトなのに大変そう……。

中野 党学生局主催の懇談会でも、アルバイトに関する悩みを学生に聞くと「シフトを勝手に変えられた」「テストなのにシフトを抜けられない」などのトラブルを多く聞きました。

驚いたのは、シフトを勝手に変えられたのに、学生側には問題意識が薄いということです。

女性 私も学生の時、アルバイト先で「君がいないと仕事が回らない」と言われて……。

中野 社会経験が乏しい学生たちにとっては「社会に出て働くまでの訓練だ」「就職活動に有利だ」など、「良い経験」になると思って働いている人もいます。だから、問題にならず、クレームも言わないケースが少なくありません。また、たとえ、問題だと思っても、厳しい経済状況の中でアルバイトを簡単に辞められないケースも増えています。

学生からの聞き取りを受け、学生アルバイトに対する労働条件をいい加減にしている会社もあるのではないでしょうか。まずは実態調査でしっかり把握しようと感じるようになりました。

ロボ ブラックバイト根絶に向けた公明党の取り組みは。

中野 昨年7月、私は国会質問で「国としても実態を調査し、必要があれば何らかの指導を行っていくことが必要ではないか」と提案。党学生局としても同月、安倍晋三首相に提出した提言の中で、ブラックバイト根絶に向けて相談窓口の拡充や、キャンペーン活動の実施、労働法令に違反した事業者への指導を総合的に行うべきだと求めてきました。

こうした主張が実り、厚生労働省による高校生・大学生を対象にしたブラックバイトに関する実態調査が行われました。

女性 さすが若者の党・公明党ですね!

中野 ありがとうございます。調査結果から、バイトの契約時に本来実施すべき時給などの労働条件を書面で交付をしていない企業が多い実態が明らかになりました。中には、労働条件を口頭ですら言及がなかったケースもあるようです。調査を踏まえ、厚労省は文部科学省と連携し、高校生や大学生のアルバイトが多い業界に対し、法令順守などを要請しました。

ロボ 高校生・大学生が知っておくべきことは何ですか?

中野 トラブルが起きると、友人や先輩、家族に相談しがちですが、厚労省の電話相談窓口「労働条件相談ほっとライン」や、全国各地の労働基準監督署の相談窓口があります。厚労省も、労働条件の仕組みを学べる資料を公表しています。公明党としても、ブラックバイト根絶に向け、引き続き全力で頑張ります!

女性 期待しています!