公明新聞・東日本大震災10年特集公明新聞・東日本大震災10年特集

被災3県公明議員の⼿記

身近で頼れる公明党貫く
福島・南相馬市・志賀稔宗議員

寄り添い続ける。

2021.02.13

和牛農家から相談を受ける志賀市議(左)=2011年9月30日 福島・南相馬市和牛農家から相談を受ける志賀市議(左)=2011年9月30日 福島・南相馬市

 地震発生時は、市議会の本会議中でした。被害状況を把握するために車とバイクを乗り継ぎ沿岸部に着くと、爆撃を受けたように変わり果てた津波被災地の姿が。これは今も脳裏に焼き付いています。

 しかし、悲しみに暮れる間もなく、頭上を飛ぶヘリコプターが私に避難を呼び掛けます。その後、東京電力福島第1原発事故の避難指示区域が市内にまで広がりました。

 私は、親戚の家に身を寄せながら被災者支援に奔走することに。公明党東北方面本部で長年使われている合言葉「あなたの身近に公明党」を胸に課題や要望を聴きました。

 そうして、震災情報を提供するコミュニティーFMの放送開始や、原発警戒区域内の家畜の飼育継続支援などを無我夢中で実現。市民が物資不足で困る時、放射能を恐れて閉店したお店を訪れ「店を開けてくれ」と頭を下げて回ったのも懐かしい思い出です。

 今や、ロボットの研究開発拠点が津波被災地に開所するなど、市内で震災の爪痕は見られなくなりました。

 ただ、心の復興は簡単ではありません。私自身、ようやく一歩を踏み出して、コメ作りを再開する気持ちが出てきたところです。避難者の孤独死なども起きています。震災10年で人と人との絆や支え合いが終わらぬよう、今後も「身近で頼れる存在」としてサポートし続ける決意です。

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