新代表とともに、公明党の「原点回帰」を

公明党は、2024年11月17日、結党60年の節目を迎えた。 人間でいえば、「元の暦に還る」を意味する「還暦」に当たる。まさに、結党60年は新時代の幕開けであるとともに、原点に回帰すべき時と言えよう。 24年11月9日に開催された「公明党臨時全国大会」では、斉藤鉄夫氏が党の新代表に選出された。前代表・石井啓一氏が10月27日の衆院選で惜しくも落選し、代表辞任に至ったことから、党の重鎮である斉藤氏が後任に選ばれたのだ。 全国大会での就任挨拶で、斉藤氏は結党60年を迎える意義について触れ、「『大衆とともに』との立党精神・原点に立ち返り、党として新しい出発をしたい」と強調した。 「原点」とは、党の出発に当たり、創立者・池田大作創価学会会長(当時)から示された根本の指針「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」に他ならない。 四半世紀の歴史を刻む自公連立政権も含め、60年の佳節から、公明党の新たな歴史が始まる――。

【写真】2024年11月9日に開かれた「公明党臨時全国大会」。新代表に斉藤鉄夫氏が、代表代行に竹谷とし子氏が選出された。あいさつで斉藤代表は、「全党一丸となっての反転攻勢」を力強く訴えた