令和初の国政選挙に完勝し、存在感を増す
令和時代初の国政選挙となった2019年7月の参議院議員選挙で、公明党は7選挙区で擁立した公認候補7人が全員当選。比例区でも7議席を獲得し、改選前より3議席を増やす大勝利を飾った。 非改選議席と合わせ、公明は参院28議席となり、1977年の参院選で達成して以来の過去最多議席に並んだ。しかも、参院の総定数は77年当時(252)よりも7議席少ない245であるため、議席占有率は結党以来最高の11.4%となった。 7選挙区個々の結果に目を向けても、公明候補の健闘が光った。 たとえば、東京選挙区から出馬した山口那津男・党代表は、全体の投票率が前回(2016年)より約6ポイント下回ったにもかかわらず、前回を上回る81万5445票で2位当選を果たした。 また、全国屈指の激戦区となった兵庫選挙区では、新人の高橋光男が50万3790票で2位当選。得票率は22.9%で、前回選挙よりも0.7ポイントのアップ。 結党55周年を目前に控えての大勝利で、公明党の存在感がいっそう増す形となった。