交通バリアフリー法を実現。安全と安心の駅へ

今では全国の鉄道駅で見かける「点字ブロック」。それは、視覚障がい者の3人に2人が経験するといわれるホームでの転落事故を防ぐため、公明党の推進で普及してきたものである。  きっかけとなった、痛ましい事故があった。1973年2月、東京・高田馬場駅のホームから視覚障がい者が転落し、電車にはねられて亡くなったのだ。  翌3月の衆院予算委員会で、公明党・大久保直彦衆院議員がこの事故を取り上げ、「点字ブロックをホームに」と訴えた。  まだ、どの駅にも点字ブロックがなかった時代である。そこから、全国の駅に点字ブロックが普及していった。  ただ、点字ブロックだけでは転落防止には不十分だ。そこで、転落防止のためのホームドア設置なども推進。その原動力となったのが、99年の公明党連立政権参画後に作った、交通事業者に駅などのバリアフリー化を義務付ける「交通バリアフリー法」(2000年成立)だ。今では、全国の583駅にホームドアが設置されている(2013年度末時点)。

【写真】公明党の推進により設置されたホームドアと点字ブロックを視察する公明党議員ら (2013年12月 東京・新宿区)