Local Report

地域の未来(あす)へ―貢献する議員・党員ネット発信で広がる共感

日々夢中、日々感謝いちばん近くで動く、働く。

兵庫県神戸市会(北区)・堂下豊史議員

清少納言の『枕草子』で三名泉にあげられる「有馬温泉」。ここは、太閤・豊臣秀吉も愛したと伝えられる温泉。
この神戸を代表する観光地を抱え、また市内中心部のベッドタウンとしても発展を続ける神戸市北区。
神戸市の約44パーセントを占め、大阪市がすっぽり入ってしまうほどの広大な地域(241.7平方キロメートル)で連日奮闘するのが、市会議員を務める堂下豊史(どうした・とよじ)さん(53)だ。

家計を助けるため、奨学金のほかにアルバイトをしながら、大学を卒業した堂下さん。
卒業後、外資系の化学工業会社に就職し、海外との取引も担当するなど、英語とドイツ語も堪能な国際人だ。
25年間のサラリーマン生活は、山あり谷ありだったという。
その時の経験があるから、議員となった今、どのようなことが起きても、常に動く、働くことができると語る。
2011年の初当選以来、市内・区内を自動車で月に2000キロは駆け巡り、有馬温泉での公衆トイレ設置や道路の陥没を防ぐ路面下空洞調査の実施など実現させた神戸市の施策は数多い。
その堂下さんのモットーは、「いちばん近くで動く、働く。」である。

インターネットで広がるつながり

▲デスクに座って仕事をすることは、議会控室でも自宅でもあまりないと語る堂下さん

議員になってからの5年で、1457件(2016年4月現在)の市民相談を受けてきた。
そのうえで、インターネット上のメディアであるホームページ、フェイスブック、ツイッター、LINE、メールマガジンの5つを使って、連日、活動の模様を発信し続けている。

議員1年生のころ、フェイスブック、ツイッターに取り組む公明党の先輩議員に「どうしたら多くのいいねやフォロワーを獲得できるのですか」と尋ねたことがある。
まずは自分からアクション(友だち申請やフォロー)を起こすと、そこからいろいろな出会いが生まれてくるとのアドバイスをもらった。
公明党の同僚議員など横の連携で、自然とつながりの輪は広がっていき、ある程度の規模のつながりができると、そこへどんどん人が入ってくることを実感している。
今、フェイスブックページは543「いいね」、ツイッターは1654フォロワーにまで拡大している。

「相談は待ったなし」と北区内を常に動いている専らの議員活動に加えての情報発信。いったい、いつやる時間があるのだろうか。
区内の往来、市役所との往復など移動の合間に、カフェに立ち寄り、ノートパソコンを広げる。そこで、市当局とのやり取りがあり、ホームページの更新、フェイスブックやツイッターの投稿がある。

「何を伝えたいのか」を鍛える日々の投稿

▲議会控室ではレッツノート、外出先ではマックブックと2台のノートパソコンを使いこなす堂下さん

毎日1本記事を書き上げようと決意したのは、2期目の挑戦を迎えた昨年の正月だった。
指標となる公明党の同僚議員のように、選挙に向けてできる限りのことをしようと考えたのがきっかけだ。

「話題にできるものはなんでも使おう」との目線で、公明新聞に限らず新聞各紙をチェックする。
気になる話題があれば、「これは神戸市の施策でいうたらなんになるのかな」と関連を考え、自分は何を言いたいのか結論部分をはっきりできるように、常に意識している。 ここを自分の中で考える癖をつけないと、なかなか文章は書けない。
また、250文字程度にまとめることを自らに訓練として課している。こうして書き上げられた投稿の文面は、そのまま議会質問になるものもある。
日々の記事の投稿は、「議会人としては、絶好のトレーニングの場ですよ」と堂下さんは語る。

5つのメディアへ投稿するとなると、その投稿操作だけでも時間と労力がかかる。
各々のメディアの特性に合わせて投稿内容を分けることに挑戦したこともあるが、やはり時間的にも難しいことから、今では、同じ内容をすべてのメディアに投稿している。 フェイスブックが好きな人、ツイッターが好きな人、LINEが好きな人、各々受け手の層が違うことを意識している。
一人でも多くの人に、情報を届けたいと考え、ホームページからの転載・転送ではなく、各々のオリジナルの記事として、各メディアに投稿しているのだ。
「スマホが一台あれば、すべて投稿することができる」と堂下さんはいう。

     

受け手のニーズに合わせた情報発信

▲LINEでは、トークだけではなく、タイムラインにも同じものを投稿している

こうした気遣いのおかげか、LINEでの発信には、特に反響が多い。
LINEには友だちにも紹介できる機能が備わっていることもあって、「堂下さんの記事おもろいから友だち追加させてもらいます」という声を幾度となく聞いた。
圧倒的にLINEユーザーが多い若い女性や子育て世代、主婦層には、フェイスブックと違う広がりを感じている。
また、画像を転送しやすいように、インフォグラフィック(情報を視覚的に表現したもの)調で配信するように心がけている。

堂下さんが運用するホームページやメールマガジンは、党提供のシステムを利用している。
せっかく用意してくれているのに「(使わないなんて)ほんともったいない」との気持ちから始めた。しかも、慣れてくると使いやすい。
ツイッターやLINEへの投稿の際に、本文に貼り付けたブログのURL(アドレス)がうまく表示されないときは、すぐに党本部のサポート窓口へ電話して、対処方法を聞いた。遠慮していては、情報を有権者に伝えることができない。
投稿の受け手である有権者のことを思い浮かべながら、デザインや投稿のクリエイティブを試行錯誤して、より良いものを届けたいと考えている。

「日々夢中、日々感謝です」と語る堂下さんは、今日も北区を駆け巡っている。