Local Report

地域の未来(あす)へ―貢献する議員・党員ネット発信で広がる共感

地道な訪問活動で市民の信頼広げる

北海道小樽市 千葉美幸議員

▲小樽の夏を代表する「潮まつり」。市民や近隣市町村、さらには観光客など100万人が訪れる。

7月下旬、歴史あふれる運河のまち北海道・小樽市で奮闘する千葉美幸(みゆき)議員を取材した。

訪れた日は、ちょうど潮(うしお)まつりの初日で千葉さんは浴衣姿で取材に応じてくれた。祭りを盛り上げるために、議員総出で市内を“ふれこみ”をして回るためとのことだった。

千葉さんの前職は地元信金で支店長代理を務めたキャリアを持つ。当時を振り返ると「通帳がない」など困り果てた高齢者が、訪れることが度々あったという。

千葉さんは「なんとかしてあげたい」と行政と連携するなど細やかに対応し、評判の支店長代理だったようだ。

「会うと喜んで下さる方がいる」

▲小樽市庁舎の前で。昭和8年に建築、市の歴史的建造物に指定されている。

千葉さんは、市議選で毎回、上位当選を果たしている。

千葉さんが2期8年間一貫して取り組んできたこと、それは市民のお宅へ直接訪問し、相談を受けることだという。

その訪問数は毎月100人近くに上る。中には、公明党が大嫌いな方もいる。しかし、千葉さんは、そういう方だからこそ、あえて訪問するようにしているという。

「絶対応援しないと言っていた方が、この前、味方になってくれました」と笑顔で語る千葉さん。その裏側にある並々ならぬ努力を感じた。

また、訪問すると市民の方が喜んでくださるという。訪問先の半数は高齢者世帯で、一人暮らしや老老介護など様々な悩みを抱えている。先日も寝たきりの高齢者のお宅に訪問した後、その夫人から「夫が次の日からすごく元気になったの」との連絡が入ったという。

千葉さんが言った「会うと喜んで下さる方がいる」―――高齢化が進む地方都市で、地道に市民を訪問し、市民とつながる地方議員の重要な役割を千葉さんの言葉を通して改めて感じた。

細やかな視点で声をカタチに

▲ブログの更新は、PCからがほとんど。

市民一人ひとりの声を丹念に聞き歩く千葉さん、実績も多彩だ。

腹膜透析をしている市民の声から実現した在宅介護や医療廃棄物のリーフレット作成、盲導犬の入店拒否をされた人の声から市を動かした身体障害者補助犬法の周知徹底、制度融資の要件緩和など、この8年間、一人の市民の声に向き合いカタチにしてきた。

今、千葉さんが意欲を燃やしているのが認知症の問題だ。

小樽市の高齢化率は34%、全国平均(24%)を大きく上回り、喫緊の課題の一つ。千葉さん自身も認知症の家族(実父)を抱えている。一つの課題は認知症を支援するNPOも少なく、ボランティアも育成ができていない現状という。千葉さんは、市内にいる認知症サポーター約4500人のスキルアップやサポーター団体への支援とともに、認知症カフェの開設など家族のケアもできないかと考えている。

素直な発信で、共感呼ぶ

▲小樽市議会議員 千葉みゆき~ミミの素直日記~

ネット発信における千葉さんの大きな特徴は、ブログ「~ミミの素直日記~」だ。

2008年12月から現在(2014年9月)まで、更新は2~3日に1回のペース、総アクセス数は約15万に上る。

日々の活動、議会の報告、市民の声から感じた問題意識、観光都市小樽の魅力、さらには、ふと感じたことなど、「素直日記」とある通り、バラエティーに富んだ内容となっている。

特に、ブログのカテゴリーをうまく利用し、「議員活動」は議会報告、質問など、「アニョハセヨ~小樽」では小樽の魅力を、「ミミの・・・つぶやき」は千葉さんがふと感じたことを中心に掲載している。少し記事を紹介してみよう。

2014.7.31 「特定疾患」

(抜粋)

国で定めるもののほかに都道府県単独で医療費を補助している難病があります。

昨日も相談がありました。

国で特定疾患に指定されている難病だが医療費補助対象となっていない病気で

医療費の支払いが大変とのお話でした。ご相談相手が特定されてしまうので病名は伏せますが、調べると東京では医療費を都で助成していました。

北海道でも独自に助成をしている疾患もありますが相談者の病名はありません。

住んでいる地域で難病の助成も違ってしまうとは・・・

単独助成する特定疾患はどのように選定されるのか・・・

調査したいと思います。

市民からの声から「政治の疑問」に気付き、「自ら調査」し、「政策に生かす」千葉さんの姿勢がうかがえる。

2014.05.29 「最悪・・・」

28日(水)午後7時から

公明党小樽支部の支部会を行いました・・・

始まる前に外の空気を吸いに行ったのが悲劇の始まりでした

大きなカラスが私の頭の上を バサ  バサ  バサッ 空から木の葉がハラハラ落ちてきました。

嫌な予感 嫌な予感がする。

衣服に何も付いていない事を確認し会場内へ。

私・・・「なにか付いてない付いてない」

秋元議員・・・「わぁっ 付いてる付いてる」

私の胸元に大っ嫌いな マイマイガの幼虫が~

松田議員・・・「どれどれ」と、

冷静に取ってくれました。(大人です・・・)

支部会中も・・・

そして今も・・・どこかに付いているのでは・・・と

眠れない私です

▲クリックするとブログの記事に飛びます

絵文字を盛り込み、いかにもその情景が目に浮かんでしまう、なんとも楽しくなる記事。こういう親しみがわく記事も千葉さんの特徴だ。

月に1~2回の更新にとどまった時などは、読者から「調子が悪いのかい」と心配されることもあり、ブログの固定ファンも多い。

「議員として有権者に何を発信するか」―――この問いに千葉さんは誠実に向き合っている。取材中、気さくに声をかけてくれた中松義治市長が千葉さんのことをこう評した。「何事も真摯に取り組む方」と。

これからも、千葉さんは地道に市民の声を聞き、心をつなぐ。その活動が小樽の将来に大きな活路を見いだすように思えてならない。