Local Report

地域の未来(あす)へ―貢献する議員・党員ネット発信で広がる共感

「故郷のために奮闘」ネット活用で市民との関係強化

長崎県佐世保市 大塚克史議員

長崎県佐世保市。旧海軍の軍港が置かれていた町として有名だ。近年、佐世保港沖25キロにわたり島々が点在する「九十九島(くじゅうくしま)」が、環境保護と多様な生態系を学ぶことができる「エコツーリズム」で注目を集めている。ここ佐世保市で、「市民の声が反映された市政」をめざし、日々奮闘している大塚克史議員を訪ねた。

市民に分かりやすい“報告”が信条

▲「佐世保の魅力を多くの人に知ってほしい」と語る大塚議員

大きな目、がっちりした体つきで、いかにも九州男児という感じだが、実は人なつっこくて親しみやすい人柄。ご自宅に伺うと、居間には地域の人々からの応援メッセージが、びっしりと書き込まれた「寄せ書き」が飾られていた。「本当にたくさんの人が書いてくれたので、うれしくて」と大塚さん。

大塚さんのホームページには、「地域サポート」というコーナーがある。ここには、高低差のある急階段に車輛が転落しないための防止柵が設置されたことや、歩行者が昇降しやすいように手すりが設置されたことなど、地域の自治会と連携して実現したことが写真付きで数多く紹介されている。

自身の活動もこまめに「活動報告」のコーナーとして掲載。まさに市民に“報告”するかのようにていねいに書かれている文章に大塚さんの人柄がにじみ出ている。

全く面識ない人にも届いていた“つぶやき”

2003年初当選以来、徹して市民相談に力を入れ、どんな相談も相手の気持ちに最後まで寄り添うことを心がけてきたという。時には、ホームページに載せているメールアドレスに、市政に対する意見や相談などがくることもあり、「メールで寄せられた相談を解決できたこともあるんですよ」と大塚さんは嬉しそうに語る。

公明党議員として、誰にでも親しまれる議員になろうと決意し、地域行事はもちろん、若者が集まる場にも積極的に顔を出し、気さくに声をかけ交流を深めてきた。あるとき、交流している若者から「Twitter」を勧められ挑戦してみることにした。Twitterは、短いコメントをよりタイムリーに発信することが求められるため、タイミングを見つけては、目にしたものや感じたことについて発信してみた。発信したコメントが瞬く間に拡散されていくのがTwitterの特徴。いつの間にか多くの人が大塚さんの“つぶやき”を目にするようになっていた。

2011年の選挙を終えたころ、驚くことがあった。全く面識がない人たちから「今まで選挙に行ったことがなかったけど、今回は大塚さんに投票するために行ったよ」と声をかけられたのだ。Twitterで大塚さんの発信を目にしている人たちだった。その後もTwitterを通じて大塚さんを知ったという人に多く出会ったという。

「議員は、直接足を運び、顔を出すのが基本。しかし、会えない人の中にも、自分の働きを見てくれている人がいる」ネットは、そういった人々とつながることができる重要なツールであると大塚さんは言う。

     

Facebookで大切な人との交流深める

▲夜、帰宅後に自宅のパソコンでFacebookを更新するのが日課となっている

最近は、Facebookを通じて応援してくれている人たちと日常的に交流を深めている。投稿を拝見すると、議員活動だけでなく自ら腕をふるった料理の写真や食事の話題も。以前、福岡県にあるフランス料理店で10年間調理士をしていた大塚さんにとって、“食ネタ”は得意分野で、たくさんの“いいね!”をかせいでいる。

父親が50代半ばの若さで亡くなったことを機に、生まれ育った佐世保に帰り、議員になる前は造船会社で働いていた。会社員の時代から自分を支え続けてくれた、地元の同級生や元同僚たちとの関係を大塚さんは今も大切にしている。Facebookの積極的な活用は、そんな大切な人たちとの関係をより密接なものにしていきたいとの思いもこめられている。

大きな可能性秘める観光振興に尽力

▲「九十九島」は、江戸時代中期にはこの呼び名があり古くから知られた景勝地

佐世保市議会の定数は36。公明党は4人の市議がいるが、大塚さんは会派長として、議会運営や他党との交渉を担当。市議会におけるキーマン的存在にもなっている。

議員になって11年間、発達障がい児が通える通級教室の増設や消費者センター相談員の増員、法的トラブルの相談窓口「法テラス」の開設など、数々の仕事をしてきたが、特に力をいれてきたのは観光振興だ。

佐世保の課題は、地元経済の活性化と、若者雇用の促進。その解決に大きな可能性を秘めた観光資源が佐世保にはある。西海(さいかい)国立公園「九十九島」。208もの島々からなり、島の密度は日本一といわれ、一年を通して島の緑が澄んだ青い海に映え風景を楽しむことができる。この美しい「九十九島」を資源として、観光客を呼び込みたいと大塚さんは「エコツーリズム観光」を提案。その後、環境省がモデル事業の一つとして「九十九島」を選定した。


▲佐世保観光のガイドブック「時旅」

佐世保観光のガイドブック「時旅(ときたび)」には、「九十九島に行き自然を堪能し、きれいな月を眺めながら、おいしい海鮮料理を食べる」といった魅力的なツアーメニューの情報が紹介されている。この季節ごとに発行される「時旅」の創刊にも大塚さんは尽力した。

「最近は、防災対策にもこだわってやっています。これからは企業や教育機関の誘致にも力を入れ故郷の振興を図りたい」と語る大塚さん。

佐世保のために奮闘する大塚さんへの“共感”は大きく広がっている。