公文書問題 再発防止へ

公明新聞:2018年4月18日(水)付

再発防止に向けて議論を開始した党PT=17日 衆院第1議員会館再発防止に向けて議論を開始した党PT=17日 衆院第1議員会館

党PTが初会合
佐藤座長 スピード感持って議論

公明党の公文書管理の改革に関するプロジェクトチーム(PT、座長=佐藤茂樹衆院議員)は17日、衆院第1議員会館で初会合を開き、政府内で公文書管理の問題が相次いだことを受け、再発防止に向けた議論を開始した。

冒頭、佐藤座長は、公文書管理制度に関して、与党ワーキングチームで、可能な限り速やかに改善策や再発防止策を政府に申し入れる方針を決めたことに言及。その上で、党として「PTで議論を深め、スピード感を持って考えを取りまとめたい。自民党と調整し、与党として政府に提言していく」と強調した。

会合では、4月施行の改正文書管理規則に基づく取り組みなどについて、内閣府、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省、防衛省からヒアリング。意見交換で出席議員は、財務省での決裁文書改ざんに触れ、「万全の体制を取っても悪意を持って実行されたら防ぎようがなく、罰則が必要という話になる」などと述べた。

これに対し、財務省側は、安易な文書の書き換えがルールに反することを一人一人が認識しないといけないとして、「中身のある研修を実行したい」と述べた。

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