倒壊ハウス 賄えぬ撤去費用
公明新聞:2018年3月6日(火)付
参院災害対策特別委員会(河野義博委員長=公明党)は5日、記録的な大雪による被害を受けた福井県あわら、坂井、福井の各市を訪れ、被災現場を視察した。河野委員長のほか、公明党からは杉久武参院議員が参加した。
一行は、坂井市で農業用ハウスの被害現場を視察。県側の説明によれば、同市では343棟のハウスが今回の雪害で倒壊したという。園芸農業を営む村上真也さんは、「ハウスの撤去費用は賄いきれない。このままだと春先の農作業が遅れてしまう」と窮状を訴えた。あわら市では最大約1500台の車両が立ち往生した国道8号、福井市で雪捨て場を視察した。その後、福井県庁で西川一誠知事から、国道8号の拡幅工事の事業化や県北部の気象観測体制の強化へ積雪深計の新設などの要望を受けた。
河野氏は「委員会で議論し復旧を進めたい。今後も不測の事態に備えていく」と語った。
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