農業、除排雪 万全な支援を

公明新聞:2018年2月13日(火)付

ビニールハウスの被害状況を聞く熊野氏、山本さんら=12日 福井市ビニールハウスの被害状況を聞く(右から)熊野氏、山本さんら=12日 福井市

山本さん、熊野氏 福井大雪で要望受ける

福井県を中心に断続的に降り続く大雪を受け、公明党の山本香苗、熊野正士の両参院議員は12日、福井市を訪れ、被害を受けた農地や依然として混乱状態にある現地の状況を視察した。西本恵一県議(党同県代表)、同市議会公明党が同行した。

一行は同市高屋町でビニールハウス農業を営む田谷徹さんのもとを見舞った。田谷さんは記録的な大雪の影響で、所有するハウス37棟のうち13棟が全壊したと述べ、「今のところ、復旧のメドは立っていない。安定した出荷を条件に経営しているので、先行きが不安」と窮状を訴えた。

福井市役所では、東村新一市長から今回の大雪による被害の状況について説明を受けた。東村市長は「短時間かつ集中的な降雪で、対応が追い付かなかった」と指摘。現在、道路などの除排雪費用が50億円を超えることから、「十分な財政措置をお願いしたい」と訴えるとともに、消雪設備の配置への支援を訴えた。一行は、市内の雪捨て場も視察した。

県庁で山本さんらは、西川一誠知事から、(1)幹線道路や鉄道の除雪体制強化(2)被災農家の再建支援などの要請を受けた。

視察後、山本さんは「今後も警戒は必要。要望はすぐに国へ届ける」と話した。

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