各患者に最適ながん治療

公明新聞:2018年1月20日(土)付

国立がん研究センターを視察した三浦、竹谷、桝屋の各氏=19日 東京・中央区国立がん研究センターを視察した(右から)三浦、竹谷、桝屋の各氏=19日 東京・中央区

「ゲノム」活用の課題聞く
研究拠点で桝屋氏ら

公明党の桝屋敬悟厚生労働部会長(衆院議員)は19日、東京都中央区にある国立がん研究センターを訪ね、中釜斉理事長、間野博行研究所長らから、がんの遺伝情報(ゲノム)を活用し、患者ごとの最適な治療をめざす「がんゲノム医療」の普及に向けた取り組みや課題などを聞いた。竹谷とし子、三浦信祐の両参院議員が同行した。

中釜理事長は、がんゲノム医療に関して、遺伝子変異などを調べる検査は高額な費用がかかるため、今月、一部が保険適用となる「先進医療」の申請を行ったことを報告し、「認められれば、来年には保険診療が行えるようにしたい」と強調。また、日本のゲノム活用などを巡る基礎研究や知的財産について「世界をリードできる可能性がある」と述べ、臨床試験体制の全国的な整備や治療薬、予防法の開発促進への支援などを求めた。桝屋氏は「全力で応援する」と応じた。

一行は、患者から採取した細胞の保管や検査を行う施設なども見学した。

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