「平和外交」一層強く

公明新聞:2018年1月8日(月)付

日中首脳往来 実現を
NHK番組で山口代表

公明党の山口那津男代表は7日午前、NHK番組「日曜討論」に出演し、当面する内政・外交の重要課題に関して見解を述べ、日中関係の改善や北朝鮮問題の解決に向けた平和外交をさらに進めていく考えを強調するとともに、経済再生の成果を実感できる賃上げの確実な実施や、相次ぐ在日沖縄米軍による事故の再発防止策の徹底を訴えた。山口代表の発言は大要次の通り。

【公明党の役割】

一、この5年間、(自民、公明両党は)それぞれの持ち味を出して、経済再生や積極的な平和外交で成果を上げてきた。連立政権の中に公明党がいることにより政権運営、政策実現の面でバランスを取ってきた。

一、例えば日中関係では(中国との)長年の信頼関係に基づき、公明党が対話の道を開いて関係改善に結び付けてきた。経済再生でも、家計や中小企業まで広く成果が及ぶように、国民の声を反映する取り組みをしてきた。これからも公明党がいればこそ安心感を得られるという役割を担いたい。

【経済再生】

一、(自公政権の経済政策で)確かに雇用は改善し、賃金も上昇してきた。しかし、まだ経済再生の実感が湧かないという声もある。今年は経済の勢いをさらに増して、賃金の上昇を確実に成し遂げていくことが大事だ。これが消費にも結び付き、次の経済成長にもつながっていく。

【憲法改正】

一、重要なのは、国会で議論を深め、国民の理解を伴っていくことだ。(憲法を改正するには)最終的に国会で発議し、国民投票で過半数の賛成を得なければならない。単に数字の上での過半数ということではなく、十分な国民の理解、議論の成熟をもたらさなければならない。

一、公明党としては、どういう項目が(新しい価値観を憲法に加える)「加憲」の対象にふさわしいかという議論を深めるところから始めたい。

沖縄米軍事故 再発防止徹底せよ

【沖縄基地問題】

一、(米軍普天間飛行場に隣接する小学校に米軍ヘリの窓枠が落下するなど、相次ぐ在日沖縄米軍の事故への対応について)何と言っても安全の確保だ。そのために米軍に対し徹底した安全管理、再発防止策を政府がきちんと申し入れ、実行されているかどうかを検証していくことが重要だ。

一、大きな目で見れば、米軍普天間飛行場の存在自体が危険である。名護市辺野古へ、県民の理解を得ながら確実に移していくことが重要だ。それが沖縄全体の基地負担軽減の一環であることを、政府が丁寧に説明していく必要がある。

北朝鮮問題 非核化への対話カギ

【外交・安全保障】

一、(北朝鮮問題の解決へ)対話のきっかけをつかむことが重要だ。しかし中国やロシアも含めた(国際社会の)共通の認識である、北朝鮮の非核化に至る対話になるかどうか、慎重に見極めていく必要がある。

一、(日中関係の改善に向けて)まずは首脳の相互往来を実現することだ。その中で具体的に戦略的互恵関係を推進し、(日中間の偶発的な衝突を回避するための)「海空連絡メカニズム」の運用開始などで成果が得られるよう期待している。

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