帰還住民の課題に対応  福島・浪江町で協議会

公明新聞:2017年12月16日(土)付

浪江町の復興加速に向けた協議会であいさつする浜田副大臣=15日 福島・浪江町浪江町の復興加速に向けた協議会であいさつする浜田副大臣=15日 福島・浪江町

浜田副大臣が出席 

浜田昌良復興副大臣(公明党)は15日、福島県浪江町で開催された「浪江町の復興加速に向けた協議会」の第3回目の会合に出席した。

これは、国と県、町が東京電力福島第1原発事故からの復興・再生への進ちょく状況を確認し、意見を交換するもの。

席上、浜田副大臣は前日、帰還住民を訪問、懇談したことを紹介しながら、「帰ってきてよかった、と言ってもらえるよう、一つ一つの問題へ丁寧に対応し、関係省庁との連携で復興を進めたい」と話した。

宮口勝美副町長は、今年3月の避難指示解除によって現在、町内に440人が在住している現状を報告。その上で「復興の足音は聞こえてきたが、町の財政のめどが付かず、引き続きの支援をお願いしたい」と語り、町が策定した帰還困難区域復興再生計画と特定復興再生拠点区域復興再生計画が実現できるよう、必要な予算措置と柔軟な事業への対応を求めた。

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