比例区 26議席以上断固勝つ

公明新聞:2017年10月22日(日)付

「何としても公明党を勝たせてください」と声を限りに訴える山口那津男代表=21日 埼玉・所沢市「何としても公明党を勝たせてください」と声を限りに訴える山口那津男代表=21日 埼玉・所沢市

最終盤、全国で追い上げ

衆院選の比例区(総定数176)全11ブロックで公明党は、自民、立憲民主、希望の“3勢力”の拡大戦に埋没し、前回獲得した26議席以上を確保できるか危うい情勢のまま、投票日になだれ込んだ。

特に、定数がそれぞれ1減となった、東北、北関東、九州・沖縄の3ブロックでは、解散時の議席維持が危惧されている。

前回、公明が最終議席に滑り込み「2」となった東北(定数13)は、定数1減で極めて厳しい戦いを余儀なくされた。最後まで大攻勢を展開し、予断を許さぬ情勢のまま、投票日を迎えた。

北関東(定数19)でも公明は、定数1減の中で3議席確保に執念を燃やし票拡大に挑んだ。公明候補は、豊富な実績や政策を掲げ、「公明党に未来を託してほしい!」と訴え抜いた。

定数1減の逆境をハネ返そうと、九州・沖縄(定数20)でも公明候補が声を振り絞り支援を訴えた。終盤にかけ、公明は4番目の候補者が当落線上まで追い上げた。

同じく定数1減の近畿(定数28)で公明候補は、最後まで渾身の訴えを繰り広げたが、解散時と同じ「4議席」の獲得は不透明なまま“決戦の日”を迎えた。

南関東(定数22)は、22番目の議席をめぐり、公明が他党を猛追。3議席確保へ必死の拡大を展開した。

東海(定数21)は、公明が3議席獲得をめざし猛烈に票を積み上げてきたが、三つ目を確保するまで、あと一歩。

中国(定数11)は、2議席目の獲得へ、最後まで他党と激しいつばぜり合いを続けた。

東京都(定数17)は、「悲願の3議席」達成に向けて、公明候補が最後の一瞬まで声を振り絞った。

北海道(定数8)、北陸信越(定数11)、四国(定数6)は、“公明1議席”の死守へ拡大戦を繰り広げた。

「1票の教訓」胸に

衆院選では、わずかな票差で勝敗が分かれることが珍しくない。

例えば2012年、比例九州・沖縄ブロックで公明党は4議席獲得をめざし、104万票余りを獲得したが、449票足りずに四つ目を逃し、涙をのんだ。

逆に03年衆院選、神奈川6区では公明候補が、536票差で薄氷を踏むような勝利をもぎ取った。

こうした“1票の教訓”を胸に、最後まで棄権防止を呼び掛け、投票所に足を運ぼう。

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