選挙終われば再び民進?

公明新聞:2017年10月18日(水)付

見せかけの離合集散に 有権者から強い不信感
念頭に立憲民主との連携か

衆院選の真っ最中に突如として降って湧いた、民進党“再結集論”。懲りずに離合集散を繰り返そうとする政治家に、有権者の不信が頂点に達しています。

衆院解散直後、民進党は、希望の党への合流で一度は一致したものの、前衆院議員は希望の党、立憲民主党、民進党籍を残した無所属に分裂しました。ところが、今回再結集話の発信元になったのは、衆院選後に希望の党に合流するはずの参院民進党・小川敏夫会長。衆院選の情勢調査で希望の党の旗色が悪いと見て態度を変えたと伝えられています。

しかし、再結集論には、「与党や身内から『有権者を欺く行為だ』との批判」(17日付「日経」)が上がり、小川氏は「即合併や合流という話はしていない」と釈明するなど火消しに躍起ですが、参院民進党の一部から「立憲民主などと再結集することへの期待感」(同「読売」)が出ているようです。

一方、民進党を飛び出した立憲民主党の枝野幸男代表は、「元のさやに戻るという話ではない」と言いながらも、「排除の論理を取らない。同じ考え方の皆さんと勢力を広げようと思っている」とまんざらでもない様子。

さらに、無所属で出馬した民進ベテラン組からは、「選挙が終われば、野党が大きな固まりになれるように力強く歩んでいかなければならない」(16日、岡田克也元代表)などの声も出始めています。希望の党への合流を進めた前原誠司代表は、「有権者を愚弄した話」と非難するも、民進関係者がおのおのの思惑で発言して有権者を惑わせています。

“内輪もめ”の背景にあるのは情勢調査で期待より支持が広がらない「希望の党への移籍に抵抗感」(14日付「日経」)との見方が大勢です。

選挙のためだけに立場や政党をコロコロ変え、有権者を惑わし、欺き続ける“隠れ民進”の候補を勝たせてはいけません。

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