議員力アップ 私の実践

公明新聞:2017年8月21日(月)付

子育て中のママと意見を交わす益田町議子育て中のママと意見を交わす益田町議(左から3人目)

保育の“選択肢”を増やす
現場の知恵 政策に
広島県府中町議会 益田芳子議員

府中町は子育て世代の移住が多い地域です。私は2008年の初当選以来、特に子育て支援や教育の問題に力を注いできました。

その中で今年度、全国でも例がない「プラチナ保育手当」制度を創設することができました。孫を保育する祖父母らに手当を支給し、保育の“選択肢”を増やそうという取り組みです。

町内では毎年、年度初めはゼロでも年度途中の10月に数人が待機児童に。この問題の解決をめざす中、あるシニア世代の方から「私の世代も保育の力になれるかも」との声を聞き、「これだ」と早速、町の福祉保健部長に相談。彼女自身も子育て中で、共に知恵を絞り制度を練り上げました。

近年、府中町でもむごい虐待やいじめ事件が起こりました。どうしたら子どもたちに命の大切さを学んでもらえるだろうと悩む中、NPO法人の方との偶然の出会いが。一昨年秋に、このNPO法人が実施する学校で赤ちゃんと触れ合う授業「赤ちゃん先生」を、小学校で導入しました。

赤ちゃんの母親には報酬があり、この民間活力を生かした事業は、子育て中だからできる働き方として全国的にも好評です。今後も「あらゆる出会いを政策のヒントに」と、地域課題に全力で挑んでまいります。

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