激甚災害指定早期に

公明新聞:2017年8月2日(水)付

菅官房長官に緊急要望を手渡す井上幹事長ら=1日 首相官邸菅官房長官(中央右)に緊急要望を手渡す井上幹事長(同左)ら=1日 首相官邸

井上幹事長ら 政府に秋田豪雨で要望

公明党の井上義久幹事長(東北方面本部長)は1日、首相官邸で菅義偉官房長官と会い、秋田県を中心とした豪雨災害に関する緊急要望を行った。党東北方面本部の若松謙維幹事長(参院議員)、真山祐一青年局長(衆院議員)、党復興・防災部会のメンバーが参加した。

井上幹事長は、記録的な大雨による河川の氾濫や土砂崩れなどが発生した被災地で、被害状況や現場のニーズを調査してきたことを報告。「政府としても速やかに災害の全容を把握し、早く激甚災害に指定してもらいたい」と強調した。

また、農地の冠水に伴う農作物の収量減や用水路への土砂流入など、「農業への被害が甚大だ」と指摘。農地をはじめ農業関連施設の再建・修繕などに、十分な支援を求めた。

このほか、緊急要望では、被災者の住宅確保などの生活再建支援も要請。さらに、道路や鉄道、河川などインフラの早期復旧とともに、大量のがれきや流木など災害廃棄物の迅速な処理のための支援などを要望した。

菅官房長官は、「復旧・復興支援に全力を尽くす」と述べた。

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