農家の収入保険 実現

公明新聞:2017年6月17日(土)付

公明提案 安定経営支える安全網

農業経営の新たなセーフティーネット(安全網)として公明党が粘り強く提案してきた「収入保険制度」創設を盛り込んだ改正農業災害補償法が16日の参院本会議で、与党と民進などの賛成多数で可決、成立した。

収入保険は、公明党の推進により、農家の所得向上をめざす農業改革の柱の一つに位置付けられた制度。青色申告を実施する農家を加入対象とし、自然災害による収量減少のほか、豊作に伴う農作物の価格下落などで収入減が生じた際、国と農家が拠出する保険金と積立金から一定額を補てんする。

対象品目は全ての農産物で、既存の補償制度で対象外となっている野菜や果樹、花きなどもカバー。19年産から実施し、農家の安定経営を支えていく。

衆院では、農家に収入保険制度への加入を促す情報提供に国が努めることなどを新たに定め、修正された。

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