中韓と積極的な対話必要

公明新聞:2017年5月13日(土)付

党参院議員総会であいさつする山口代表=12日 国会内党参院議員総会であいさつする山口代表=12日 国会内

対北朝鮮 多国間の緊密な連携で
党参院議員総会で山口代表

公明党の山口那津男代表は12日午前、国会内で開かれた党参院議員総会であいさつし、緊迫する北朝鮮情勢に韓国、中国と連携して対処していくため、「日韓、日中韓の首脳が対話する機会を日本が積極的につくることが重要だ」と強調した。

この中で山口代表は、11日に安倍晋三首相と韓国の文在寅大統領が初の電話会談を行い、北朝鮮に対し両国が緊密に連携して対処する方針を確認したことに触れ、「大統領が就任して早々に首脳間で対話が行われたことは歓迎すべきことだ」と評価。その上で、北朝鮮の挑発行為を自制させるには、多国間の連携が重要であることから、20カ国・地域(G20)首脳会議などの国際会議を生かしていくことを念頭に、中国を含めた多国間の対話の場を設けていく必要性を力説した。

日中首脳間の対話推進に向けては、政府だけでなく、政党や議員連盟の役割が重要だと指摘。今月上旬に訪中し、北朝鮮情勢を巡って中国要人と会談した日中友好議員連盟の取り組みなどを紹介し、「こうした機会を一つ一つ生かしながら、対話と連携を強めて、課題の解決に努めていくべきだ」と強調した。

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