手話で十二単を着付け

公明新聞:2017年4月26日(水)付

手話による十二単の着付けを実演手話による十二単の着付けを実演

聴覚障がい者が実演
公明 国の資格認定を後押し
名古屋市

名古屋市はこのほど、名古屋城(同市中区)で小林豊子きもの学院グループ「繭心(まごころ)の季」(西尾啓江代表)の協力を得て、着付け体験を行い、聴覚障がい者の木全雅子さんが十二単の着付けを初披露した。これには伝統文化の継承、普及を推進している公明党愛知県本部文化芸術振興会議の小林祥子副議長(名古屋市議)も駆け付け、着付けの様子を見守った。

木全さんの着付けの様子を見守る小林市議と西尾さん当日は、手話通訳士と共に進行役を務めた西尾代表が、着物の文様や着付けで使う言葉を表現した手話を、自身で考案し、手話による着付けの国の認定取得に至った経緯を説明。この後、モデルと共に入場した木全さんら着付け士は、手話であいさつを交わし、丁寧に着物を重ねていった。来場者は着付けを興味深く観賞し、見事な実演に拍手を送った。

木全さんが手話による着付けに出会ったのは2014年。それをきっかけにあまり得意でなかった手話を学び、15年には十二単の着付けができる「きもの手話着つけ士1級」を取得した。着付けを終えて木全さんは「緊張しました。手話でコミュニケーションを取りながら着付けをすることで自信がつく」と語っていた。

小林市議は、手話による着付けの資格が国から認定されるよう活動していた西尾さんを応援し、公明党の伊藤渉衆院議員や坂口力元衆院議員の協力を得て、厚生労働省に要望。13年に同資格の国による認定が実現した。

小林市議は「今後も伝統文化の継承や心のバリアフリー化を広げる活動を応援していきたい」と話した。

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