交渉“丸投げ”を批判

公明新聞:2017年3月21日(火)付

質問する、のがみ議員=20日 都議会質問する、のがみ議員=20日 都議会

石原氏「いちいち報告受けない」
都議会豊洲問題百条委で、のがみ議員

東京都議会で20日、豊洲市場移転問題の調査特別委員会(百条委員会)が開かれ、石原慎太郎元知事の証人喚問を行った。公明党から、のがみ純子議員(都議選予定候補=葛飾区)が質問に立った。

のがみ議員は、都と東京ガスが結んだ豊洲用地の売買契約について、東京ガス側が78億円の土壌汚染対策費を負担することを当時の市場当局が石原氏に報告していたとする記録を示し、新たな汚染が見つかっても追加負担を求めないという「瑕疵担保責任の免除」が取り決められたことに言及。このことを「石原証人は了解したのか」と聞いた。石原氏は、瑕疵担保責任の免除を「初めて知ったのは昨年」とし「報告を受けた記憶はない」と発言。のがみ議員は「記憶がないと言ったが、これほど無責任なことはない」と強調した。

のがみ議員は、用地取得をめぐる浜渦武生元副知事と東京ガスの「水面下」交渉に関して「浜渦氏に交渉を指示したのは石原証人であり、報告を受けるのは当たり前だ。どのような報告を受けたのか」と追及。石原氏は「彼に一任したことで、いちいち詳細な報告を受けていない」と答えた。

これを受け、のがみ議員は、浜渦氏の交渉が結果的に、東京ガスが負担するはずだった護岸工事などの数百億円に上る費用を都が負担し、多額の土壌汚染対策費が投じられることになったと指摘。この重大案件を部下に“丸投げ”し、報告も求めなかった石原氏に対して「なすべきことをしなかった『不作為の責任』がある」と糾弾した。

石原氏は「細かな問題を詮索する立場にない」などと答え、のがみ議員は「細かくない。莫大な税金がかかっている。最後の結論は、しっかり(報告を)受けて判断すべきだ」と厳しく批判した。

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