仙台市営八木山動物公園をバリアフリー化

公明新聞:2016年11月29日(火)付

八木山動物公園で中島さん家族と懇談する佐藤市議八木山動物公園で中島さん家族と懇談する佐藤市議(右端)

公明市議が尽力“一人の声”から実現
電動車いす貸し出し、段差解消、手すり設置

誰もが楽しめる動物園に―。仙台市が運営する八木山動物公園(大内利勝園長)でこのほど、電動アシスト付き車いすが2台導入され、通路の段差解消や手すりの増設も行われるなどバリアフリー化が進み利用者から喜ばれている。一貫して推進してきた公明党の佐藤和子市議が現地を視察した。

昨年12月、仙台市地下鉄東西線の開通に伴い、最寄りに八木山動物公園駅が誕生した。同園は、仙台駅から乗り換えなしで来場できるようになり、今年度の来園者数は前年より1万人増えている(10月末現在)。

同園は、自然豊かな仙台市南部の丘陵地にあるため、急勾配の坂が点在。高齢者や障がい者にとっては不便な箇所が多かった。

「車いすだと危険な場所が多くて……」。こう語るのは公明党員の中島哲男さん(67)。9年前から車いす生活となった哲男さんは、かつて子どもたちを連れて、しばしば同園を訪れていた。3年前、妻の礼子さん(66)に介助されて孫たちを同園へと連れて行った。この時、哲男さんは、“車いす目線”から施設の利用しづらい点に気が付いた。

一つは、坂が多く車いすを押す人の負担が大きいこと。二つ目に、木製の枕木を使用した通路が老朽化して凹凸が多く見受けられたこと。実際に哲男さんは、車いすの前輪が枕木のくぼみにはまり、身動きできなくなった。「誰もが不自由なく楽しめる動物園にしてほしい」。哲男さんは、自身の経験を通し公明党の佐藤市議に願いを託した。

この“一人の声”を受けて佐藤市議は、すぐに現地を視察するとともに他県の動物園におけるバリアフリーの現状を調査。2013年2月の市議会定例会で「老朽化した通路の改修や手すりは不可欠」と訴えた。さらに15年10月の定例会では、電動アシスト付き車いす導入を強く求めるなど、粘り強く同園の環境整備を推進してきた。

整備後の同園を再訪し、電動アシスト付き車いすを利用した中島さん夫妻は、「安心して園内を回れました」と喜びを語った。

大内園長は「動物園が、子どもからお年寄りまで、体の不自由な人でも楽しめるスポットになってきた。“バリアフリー”を周知して多くの人に来てもらえれば」と期待していた。

佐藤市議は、バリアフリー対策のほか、子育て中のお母さんから相談を受けた園内の全面禁煙化、授乳室の整備にも尽力した。同園は来年度、動物と触れ合うことができるエリアや飲食店スペースを整備する予定で、来園者の増加が見込まれている。佐藤市議は「街の活性化を促す動物園をさらに魅力のある存在に」と決意していた。

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