被災農家を全力で支援

公明新聞:2016年9月9日(金)付

冠水した水田で、農家から話を聞く矢倉、稲津の両氏ら=8日 北海道深川市冠水した水田で、農家から話を聞く矢倉(手前左から2人目)、稲津の両氏(同3人目)ら=8日 北海道深川市

台風被害で関係者が要望
北海道深川市などで矢倉政務官ら

矢倉克夫農林水産大臣政務官(公明党)は8日、北海道深川市や南富良野町など2市3町を訪れ、相次ぐ台風による農業被害について調査するとともに、関係者から要望を受けた。これには公明党の稲津久衆院議員と、吉井透、荒当聖吾の両道議ら地方議員が同行した。

深川市納内町地区では、台風9号による大雨の影響で石狩川が氾濫し、コメを中心に大きな被害を受けた。29ヘクタールの農地のうち7ヘクタールが冠水した農家の男性は、「収穫はできるにもかかわらず、冠水したことで品質が落ちた作物については、共済制度で補償されない。制度の改善をお願いしたい」と要望。矢倉氏は「想定外の災害が増えているので制度を柔軟に運用していく必要性がある。しっかりと検討していきたい」と述べた。

一方、南富良野町では、浸水被害に遭ったニンジン選果施設や農地を視察。矢倉氏は「農業の若い担い手の就農や営農の機会を奪うことがないよう、治水対策や支援制度の充実に努めたい」と語った。

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