帰還後の生活再建に注力

公明新聞:2016年7月28日(木)付

被災家屋の解体と除染作業の現場を視察する真山氏ら=27日 福島・葛尾村被災家屋の解体と除染作業の現場を視察する真山氏(左から5人目)ら=27日 福島・葛尾村

福島・葛尾、飯舘村を視察
真山氏ら

東京電力福島第1原発事故で避難区域が設定された福島県の自治体の復興策を探るため、公明党の真山祐一衆院議員は27日、同県葛尾、飯舘両村を訪れ、精力的に現地調査した。党福島県本部の甚野源次郎代表と、今井久敏、安部泰男、伊藤達也の各県議が同行した。

一行は、6月12日に村の大部分で避難指示が解除された葛尾村の松本允秀村長と意見交換した後、被災家屋の解体と除染が行われている現場へ。ショベルカーで住宅が取り壊される中、環境省の担当者らに作業の進ちょく状況を確認した。

来年3月末に大部分で避難指示が解除される飯舘村では、2014年7月からイチゴの出荷を再開させている佐藤博さん、洋子さん夫妻と懇談した。

佐藤さん夫妻は、地元を中心に販路を回復させてきたことを紹介し、「避難解除に向け、全面的に営農を再開させたい」と意気込みを語った。

村役場で意見を交わした菅野典雄村長は「子どもたちが戻れる環境づくりのため、柔軟な対応を」と要望した。

視察を終え、真山氏は「帰還後の生活再建施策の実行を加速させたい」と強調した。

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