給付型奨学金へ具体案

公明新聞:2016年4月27日(水)付

馳文科相に提言を手渡す浮島部会長(左隣)ら=26日 文科省馳文科相(右から2人目)に提言を手渡す浮島部会長(左隣)ら=26日 文科省

党文科部会が文科相に提言
熊本地震に迅速対応

公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆院議員)は26日、文科省で馳浩文科相に対し、大学生などを対象とした返還不要の給付型奨学金の創設に向けた提言を行い、熊本地震で被災した学生への緊急経済支援も要請した。

浮島部会長は「経済的理由で学業の断念はあってはならない」と強調し、給付型創設を主張。

また、現行の「返還免除制度」を応用し、実質的に給付型と同じ効果がある制度などを提案した。熊本地震では緊急採用など迅速な対応を求めた。

馳文科相は、提言に対して「税分配の公平性や財源、対象者、給付のあり方などの方向性を具体的に示してくれた。財務当局と話し合い(給付型創設の)風穴を開けたい」と述べた。

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