当面“護憲”、将来“改憲”の共産党

公明新聞:2016年3月22日(火)付

新憲法の制定が不可欠な社会・共産主義社会
現行憲法に反対した歴史も

日本共産党は「憲法を守れ」と叫ぶなど、あたかも“護憲”政党のフリをしていますが、それは当面のポーズに過ぎません。将来は社会主義憲法の制定をめざす“改憲”政党です。

なぜなら、共産党は現行憲法をつくりかえなければ実現できない「社会主義・共産主義の社会」をめざす政党だからです。同党の綱領には「資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義の社会への前進をはかる」方針が明記されています。

また、共産党が現行憲法の制定時に、対案として「日本人民共和国憲法」を発表するとともに、憲法9条を名指しで批判し、党を挙げて反対したのは歴史的事実です。今さら何を言い繕っても、こうした事実を変えることはできません。

共産党は、自らを“護憲”政党と言い張る理由として「現綱領では『象徴天皇制を含む憲法の全条項を守ること』を明記している」(3月4日付「赤旗」)と言いますが、こんなまやかしにだまされてはいけません。共産党は「社会主義・共産主義の社会」をめざすことは変えておらず、“護憲”といっても、あくまで当面の話に限った条件付きの“護憲”なのです。

共産党が描く「社会主義・共産主義の社会」への道筋は、「資本主義の枠内で可能な民主的改革」と「社会主義・共産主義の社会への前進をはかる社会主義的変革」の2段階があります。つまり「憲法の全条項を守る」のは、第1段階の「民主的改革」までであって、その先の「社会主義的変革」では「憲法を守る」とは一言も言っていません。

というより、「社会主義的変革」の段階では、現行憲法を廃棄し、新しい社会主義憲法を制定して、わが国を「人民共和国」につくりかえようとしているのです。

共産党が“護憲”を語るのは、自らの革命戦略を一歩でも進めるための口実に過ぎないのです。

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