黙とう捧げ 再生誓う

公明新聞:2016年3月12日(土)付

政府主催の追悼式 山口代表ら参列

東日本大震災から11日で5年を迎え、政府主催の追悼式が東京都千代田区の国立劇場で営まれた。天皇、皇后両陛下、安倍晋三首相ら三権の長、公明党の山口那津男代表、井上義久幹事長のほか、遺族代表ら約1200人が参列。震災発生の午後2時46分から1分間、全員で黙とうし、犠牲者への祈りをささげ、被災地の再生を誓った。

首相は式辞で、「被災地に足を運ぶたびに『まだ災害は続いている』と実感する」としつつも、「一歩ずつだが復興は確実に前進している」と強調。その上で「心と体のケア、新たな地域社会の形成、被災地の産業振興支援などに力を注ぎ、魅力ある地方創生につながる復興を実現していく」と決意を語った。

天皇陛下はお言葉で「困難の中にいる人々一人ひとりが取り残されることなく、一日も早く普通の生活を取り戻すことができるよう、これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います」と述べられた。

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