再エネで 福島を元気アップ!

公明新聞:2016年3月11日(金)付

バイナリー発電施設を前に、故郷の再生を誓い合う加藤さんらバイナリー発電施設を前に、故郷の再生を誓い合う加藤さん(右から2人目)ら

元公明市議の新たな挑戦

震災と原発事故は、福島の観光業に甚大な打撃を与えた。県都・福島市の名湯・土湯温泉も風評による観光客激減で旅館の廃業が続出。誰もが希望を失っていた。

「逆境こそチャンス」と立ち上がったのは加藤勝一さん(67)。公明党の福島市議を4期務め、震災後には株式会社「元気アップつちゆ」を設立。社長として故郷の復興に情熱を燃やす。

川の堰堤の水勢を利用する小水力発電と温泉熱を生かしたバイナリー発電に着目し、青年時代の仲間と力を合わせ、見事、実用化に成功。昨年から稼働を始め、年間発電量は約340万キロワット時(600世帯分)に上り、売電収入は約1億円を見込んでいる。

同社の温泉資源を活用した再生可能エネルギー(再エネ)事業は、国の「新しい東北先導モデル事業」として話題を集め、全国からの視察が相次ぎ、温泉街ににぎわいが戻りつつある。

この再エネの活用で温泉地の復活をめざす住民を挙げての取り組みは、公明党も県、国の連携プレーでバックアップしてきた。

今年、加藤さんは発電で使った温泉水を活用したエビの養殖にも挑む。

雪道を最初に歩くと道ができる。この地では「新踏土」という。加藤さんはこの精神のまま、故郷の再生にひた走る。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読