中3全員にピロリ菌検査

公明新聞:2016年2月3日(水)付

全国初 佐賀県が新年度から
除菌の治療費も全額助成

佐賀県は2016年度から県内の中学3年生を対象に、胃がんの主な原因とされるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染検査を実施する。県は「都道府県単位では全国初」(平野裕二・健康増進課副課長)と強調する。

各学校で実施されている健康診断の尿検査の尿を用いて、任意で感染の有無を調べる。感染の疑いがあるとされた生徒については、追加で検査を行う。県は、全中学3年生(約9000人)のうち、5%がピロリ菌に感染していると想定し、関連経費約2600万円を新年度予算案に盛り込んだ。

6000~7000円かかる検査費用を県が負担し、4000~5000円かかる除菌治療費も、想定数内であれば、県が自己負担分を全額助成していくという。平野副課長は「若いうちに予防しておけば、胃がんリスクは大きく軽減される」と期待する。

公明党の、あきの公造参院議員(参院選予定候補=比例区)は、ピロリ菌の除菌による、胃がん撲滅を国会で粘り強く訴え、11年2月に質問主意書で、ピロリ菌感染が胃がんの発生原因であることを政府に認めさせた。13年2月には、ピロリ菌除菌の保険適用範囲を胃の内視鏡検査実施を要件に、慢性胃炎にまで拡大させた。

同県は、がんの死亡率が全国の中でも高く、公明党は県議会の質問でも、中本正一議員が15年6月、木村雄一議員が同9月に、それぞれ対策を求めていた。

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