抜き打ち監査 週内開始

公明新聞:2016年1月20日(水)付

貸し切りバス業者が対象
石井国交相

長野県軽井沢町のスキーバス事故を受け、石井啓一国土交通相(公明党)は19日の閣議後記者会見で、貸し切りバス業者を対象にした緊急の抜き打ち監査を週内から始めると明らかにした。また月内にも有識者委員会を設置し、監査の実効性向上や再発防止策を検討する。

国交省によると、出発前に路上で待機中の夜行バスに立ち入り監査し、走行ルートなどを詳細に記した運行指示書があるかや、交代運転手がいるかなどを抜き打ちで確認する。

これとは別に、スキーツアー最盛期の3月中旬までに、過去に処分歴のある業者を中心に約100社に立ち入り監査し、法令順守の状況を調べる。

事故を起こした運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の特別監査では、運転手の健康診断や教育を行っていないなど道路運送法違反が多数見つかっており、ずさんな実態が明らかになっている。

ツアーを企画した「キースツアー」(渋谷区)はイ社に対し、安全性を担保するため国が定めた基準を下回る料金で運行を依頼していた。観光庁はバスツアーを行う全国の旅行会社に抜き打ち検査を行い、下限割れ料金での発注がないかなどを調べる。

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