予算委の質問時間で野党同士が非難合戦

公明新聞:2016年1月15日(金)付

今国会初の本格的な論戦となった衆院予算委員会。本題の補正予算案の審議とは別に、目立ったのが野党第1党の民主党と「おおさか維新の会」の質問時間をめぐる争いだった。

維新の党と統一会派を組む民主党の理事は、維新分裂で誕生したおおさか維新と「改革結集の会」が、与党か野党か分からないと主張。8、12日の基本的質疑で、計14時間のうち約11時間の野党質問枠から、両会派に時間を配分することを拒否し、理事間の協議は連日夜遅くまで続いた。

この結果、時間を大幅に削られた、おおさか維新は民主党の対応に反発し、8日の予算委を抗議声明文まで出して欠席。12日の同委で質問に立った議員は、「民主党が質問時間をはく奪するのはいじめそのものだ」と激しく批判した。

政権に参加していない、おおさか維新が与党でないことは言うまでもない。与党が慣例にならい、野党側に大半の質問時間を譲ったのだから「野党で公平に分配すればいい話」と安倍晋三首相が述べたのも当然だ。結局、13日の集中審議は従来通り、おおさか維新の質問時間は野党枠から配分され、民主党の当初の対応に疑問符がついた。

維新分裂に起因する野党議員の相次ぐ会派異動で、誰がどこに所属しているのか、何とも国民には分かりにくい。参院では維新が「日本を元気にする会」と統一会派を結成。衆参で民主党と統一会派を組むと思われていたが、意外な形となった。袖にされた参院民主党は不快感を隠していない。

ともあれ、こうした野党の複雑な事情が、これ以上、円滑な国会運営に支障を来すことは避けてもらいたい。

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