6次化を進め復興加速

公明新聞:2016年1月12日(火)付

「アグリードなるせ」のバウムクーヘンを手に取り安部社長と懇談する佐藤政務官=11日 宮城・東松島市「アグリードなるせ」のバウムクーヘンを手に取り安部社長(中)と懇談する佐藤政務官(左)=11日 宮城・東松島市

宮城の農業法人視察
佐藤政務官

佐藤英道農林水産大臣政務官(公明党)は、東日本大震災から4年10カ月となる11日、津波被災地である宮城県東松島市を訪れ、農業の復興・再生をめざす「アグリードなるせ」の農産物加工施設を視察し、安部俊郎社長と意見交換した。

巨大津波で甚大な被害に遭った同市野蒜地区にある同法人は、除塩した農地でコメや小麦、大豆などの生産から、米粉やバウムクーヘンなどの製造・販売まで一貫した「6次産業化」を進めている。

意見交換の中で安部社長は、農地の排水設備がいまだに震災前の状態まで復旧していないことを挙げ、早期に整備するよう求めた。

佐藤政務官は「6次産業化の先端を行く事例として、他の地域にも波及させていきたい」と話し、復興加速へさらなる支援に取り組む考えを示した。

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