地域に合った農業推進

公明新聞:2015年12月26日(土)付

遠藤さんから生産状況を聞く吉田氏ら=25日 福岡・鞍手町遠藤さん(右端)から生産状況を聞く吉田氏(左から2人目)ら=25日 福岡・鞍手町

福岡で吉田氏ら 「ラー麦」生産地を視察

公明党の吉田宣弘衆院議員は25日、福岡県鞍手町でラーメン専用の硬質小麦「ラー麦」を生産する株式会社遠藤農産の遠藤幸男代表取締役と生産農地を訪れ、今後の農政に関する意見を交換した。高橋雅成、松下正治両県議と川野高實町議が同行した。

ラー麦は、全国2位の小麦生産地である福岡県で、ラーメンのために品種開発された小麦。遠藤さんは、ラー麦の品質が2009年の販売開始から向上し、生産量も増加している状況を説明しつつ、生産者にとっては「湿害など天候に左右され、一定の品質保持が難しい」と語った。

吉田氏は「地産地消による産品のブランド化によって、経済の活性化につながる」と強調。その上で「環太平洋連携協定(TPP)に対する懸念の払拭に努め、経営安定策など地域に合った農政をめざす」と述べた。

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