復興加速へ全力尽くす

公明新聞:2015年10月19日(月)付

気仙沼港海岸周辺の街づくりについて説明を受ける石井国交相=18日 宮城・気仙沼市気仙沼港海岸周辺の街づくりについて説明を受ける石井国交相(手前)=18日 宮城・気仙沼市

宮城の津波被災地を視察
石井国交相

石井啓一国土交通相(公明党)は17、18の両日、就任後初めて東日本大震災の被災地に入り、宮城県沿岸部の復興状況を精力的に調査した。公明党の地元議員も同行した。

18日に石井国交相は、仙台市から北上し、津波被害に遭った東松島市野蒜地区、石巻市北上川周辺、南三陸町志津川地区、気仙沼市小泉地区を訪れ、道路整備や河川改修、鉄道復旧、街づくりなどの進ちょく状況を首長らの案内で見て回った。

このうち南三陸町では、津波で鉄骨だけが残った防災対策庁舎の前に立ち、約10メートルかさ上げされる街の土台部分の工事状況を確認した後、急ピッチで進む街中心部の再生の様子を高台から一望。次いで気仙沼合同庁舎の屋上では、防潮堤の建設や気仙沼港海岸周辺の復興計画について話を聞いた。

一方、17日に石井国交相は、岩沼市で沿岸6地区から集団移転して誕生した新たな町「玉浦西地区」に足を運び、住民代表と懇談。同市沿岸部で進む緑の防潮堤の整備状況を視察した。

2日間の視察を振り返って、石井国交相は「復興は道半ばだとあらためて感じた。残り半年となった集中復興期間で、確実に復興を仕上げていかなければならない」と強調。「国交省を挙げて被災者の生活支援や、復興加速に全力で取り組む」と決意を語った。

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