「格差3倍」は不十分

公明新聞:2015年7月10日(金)付

参院選改革案、自民の決定に
魚住会長

公明党の魚住裕一郎参院会長は9日夕、国会内で記者団に対し、参院選挙区の「1票の格差」を是正する選挙制度改革で、自民党が「鳥取・島根」と「徳島・高知」の2合区を柱とする案を正式に決めたことについて、次のような見解を述べた。

一、第1会派が方向性を決めたことには敬意を表したいが、格差は3倍の案だ。(2倍以内を求める)わが党からすれば、まだ遠く不十分だ。何のために最高裁が「違憲状態」の判決を出したのか。(「投票価値の平等」という)原点に立って、2倍以内という方向性で一歩前に進めるべきだ。

一、(「2倍以内」案を提出するかどうかについて)基本的には提出する。合憲の案を出さないといけない。(1票の格差は)衆院もほぼ2倍以内であり、同じ民主主義の中で、参院が3倍を超えても良いとはならないだろう。

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