地域が子どもを支える

公明新聞:2015年7月1日(水)付

図書室での地域住民による読み聞かせ活動について福田校長から説明を聞く浮島部会長ら=30日 東京・杉並区図書室での地域住民による読み聞かせ活動について福田校長から説明を聞く浮島部会長ら=30日 東京・杉並区

東京・杉並区で党文科部会
学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を調査

公明党文部科学部会(浮島智子部会長=衆院議員)は30日、東京都杉並区立天沼小学校(福田晴一校長)を訪れ、地域住民が学校運営に参加する「学校運営協議会」(コミュニティ・スクール=CS)の先進事例を調査した。

浮島部会長のほか佐藤英道、中野洋昌、吉田宣弘の各衆院議員、竹谷とし子、矢倉克夫の両参院議員、地元都議・区議が参加した。

CSは、学校の教職員と児童・生徒の保護者や地域住民などで構成され、教育の基本方針や教職員人事など学校運営に意見を反映させる権限がある。学校が抱える課題などに地域で対応することが期待されており、今年4月現在の設置数は全国2389校で、文科省は来年度、3000校に設置する目標を掲げている。

同小学校のCSは、2010年に発足。学校活動への理解を促す学校評価アンケートの実施などで保護者や地域住民と緊密に連携を取り、運営を円滑に進めている。また、地域住民からなる学校支援本部が、読書活動など教育活動に協力している点も特徴だ。

意見交換で福田校長は、「CSは学校の大応援団だ。CSや学校支援本部が学校のあり方を変えてくれている」と語った。議員らは、図書室での読書活動の状況やICT(情報通信技術)を活用した授業の様子などを視察。浮島部会長は、公明党が国や地方でCSの普及を後押ししてきたことを踏まえ、「地域と学校の連携をさらに進めていく」と述べた。

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