JR常磐線 全線開通急ぐ

公明新聞:2015年6月29日(月)付

大野―双葉間の線路の状況を調査する井上幹事長ら=28日 福島・大熊町大野―双葉間の線路の状況を調査する井上幹事長(右から3人目)ら=28日 福島・大熊町

井上幹事長ら
線路や破損橋梁を調査

公明党の井上義久幹事長(党東日本大震災復興加速化本部長)は28日、震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一部不通となっているJR常磐線の早期全線開通に向けた課題を探るため、福島県富岡町、大熊町、双葉町、浪江町内の線路や橋梁などを調査した。石井啓一政務調査会長や、若松謙維・党県震災復興加速化本部議長(参院議員)、真山祐一事務局長(衆院議員)、安部泰男県議が同行した。

JR常磐線は、竜田(楢葉町)―原ノ町(南相馬市)、相馬(相馬市)―浜吉田(宮城県亘理町)の区間で今も不通が続いている。自民、公明の与党両党による政府への復興加速化に向けた第5次提言では、公明党の強い主張で「出来るだけ早期の全線開通を実現する」と盛り込まれた。

一行は、震災により崩壊した盛り土や、除染・工事を要する線路、破損した橋梁の現場などを訪れ、関係者と意見交換した。

視察後、井上幹事長は「全線開通を前提に、明らかになった課題を一つ一つ着実に解決できるよう、しっかり取り組んでいく。JR東日本だけでなく、国も積極的にバックアップしていく」と語った。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

新聞の定期購読